コンビニコーヒーに押されて
コンビニの淹れたてコーヒーが普及してからというもの、缶コーヒーを久しく口にしていない僕。
昔は寒い夜に、自販機の缶コーヒーをホッカイロ代わりに使っていたのたが懐かしく思います。
コカ・コーラーのジョージアを筆頭に、サントリーBOSS、キリン、ファイアー、ポッカコーヒー、んで、今回主役のダイドーと戦国時代といった様相の中、外敵のコンビニコーヒー参入でさらに厳しくなっています。
合従連衡の缶コーヒー
といった苦しい状況の中で、各社の今後の生き残りをかけて動きが活発化。最大手のコカ・コーラーのイーストジャパンとウェストが統合をはじめ、サントリーのJT買収、サッポロのポッカ買収などなど。
ダイドーはと言えば、キリンの提携関係を結びました。
自販機というゴールデンルート
缶コーヒーの販路と言えば、コンビニ、スーパー、そして自販機。
自販機は定価販売なので、利益率も他の販路に比べても魅力。
ジリ貧の缶コーヒー業界にあって、その自販機に目をつけたのがダイドーです。
海外にも活路
そもそも、この自販機、日本に住んでいると当たり前のように映りますが、海外ではここまえ自販機が充実しているのは稀。
日本の場合、治安が良いということも影響していると思います。
裏を返せば、海外は治安が悪いから自販機展開は難しい。が、そんな事を言ってられない所まで追い詰められているのが今のダイドーをはじめとした缶コーヒーメーカー
ダイドーでは2013年にロシアに進出し、アジア・中東にも進出を果たしているとか。
ダイドーが先陣を切って海外市場を開拓しているようにも見えます。
アイデア自販機続々
例えば、ポイントが加算される自販機。スマホをかざすと1円につき1ポイントたまるというもの。たまったポイントで最新家電などが当たるというのですから、かなり太っ腹なアイデアです。
他にも訪日外国人向けの多言語自販機や自販機にレンタル傘を設置したものまで、アイデア自販機が色々と誕生しています。
こんな自販機が欲しい
個人的に欲しいのがWi-Fiスポット型の自販機。既にあるかとは思いますが、これがあると訪日外国人をはじめ日本人も大変喜ばれると思います。
通信している間に缶コーヒーで休憩なんてシチューエーションも考えられます。
充電機能付自販機も助かります。購入者限定で時間を区切って充電サービスを受けられるとか。
携帯ショップが少ない地方在住のものにとってはあると大変便利なサービスです。
ダイドーの姿勢にあっぱれ
厳しい市場環境ながらも、既存のサービスを磨き新しいイノベーションを起こす気概は素晴らしいと思います。
苦しくなると新しいものにテを出しがち。けど、既存のサービスの見方を変えるだけで新しものが生まれる、そんな気づきを与えてくれる取組に映りました。