コロナ禍で貯蓄から投資の動き加速?
この2年間弱、ほぼほぼ巣ごもり状態ということもあって、契約している金融商品を見直しました。
金融商品とは言っても投資信託だけなのですが、契約してからどれも10年以上の年月が経ち、成績としては若干のプラス。定期預金よりも若干良い利回りという成績でした。
このまま契約している4本全てを継続させるか否か悩みましたが、結果を残せずマイナスが続く投資信託を解約。約50万円近く損を被りましたが、このまま継続してもマイナスだけが拡大するでしょうし・・・。
このように、投資に無頓着な僕でさえ見直しをするのですから、世の資産家達も当然のごとく見直し、あるいは新たに投資を始める動きが活発のようで、2020年のNISA口座数は前年の59%増だとか。
貯蓄から投資へと盛んに勧めていた政府の働きかけが、コロナの支援を受ける格好となり、政府としても素直には喜べないでしょうね。
奇跡的にインデックス型だったよ。
投資信託には大きく分けて2種類あって、日経平均株価やTOPIXといった市場平均に連動する指数を上回る運用成績を目指すアクティブ型と市場平均とトントンのインデックス型があります。
前者は、ハイリスクハイリターンの意味合いが強く、ある意味運用会社の腕の見せ所と言ってもいいでしょう。そのため手数料も高めに設定されています。
この2種類があることさえ知らずに投資信託を初めていましたが、今運用中の投資信託はいずれもインデックス型。どちらも少なからずプラスになっていたのは、トントンでもいいという運用方針のおかげだと今になって気づきました。
インデックス型の成績が振るわないのはなぜ?
元々、投資信託で運用されているほとんどはアクティブ型で、インデックス型はごくわずか。誰しもハイリターンを目指している事が伺えます。
ところが、昨今の高い株価などの好材料もあり、じわじわとインデックス型が増加。2021年は2割近くまでシェアを伸ばしているとか。実際に流入資金も増え続きているというのですから、このさきもさらにシェアを伸ばすのではないでしょうか。
一方のアクティブ型は、運用実績が芳しく無く、流出も続いています。特にメガバンクや大手証券会社の傘下の運用会社にその傾向が強いとか。
親会社からの勧めもあってか、本来、顧客に勧めたい商品があっても、自社関連会社の商品を売らざるを得ない悩みを抱えているようにも見えます。
インデックス型でコツコツと。
この10年間の投資信託の運用に関して言えることは、インデックス型であれば、ほったらかしでも何とかなるのかなというもの。
株価などに連動して、それを上回るリターンは大変魅力に移りますが、長い目で見ると、インデックス型とさほど変わらないという話も聞きます。
将来に向けての資産運用であれば、インデックス型でも良いのかなと思った次第です。