日本への出稼ぎは、もう旨みはないかも

出稼ぎ為替話

インドネシアから日本へ出稼ぎ

自国を飛び出し、日本で一攫千金を夢見れ来日したインドネシア人の話。彼いわく日本での稼いだ1ヶ月分の給与で1年間自国で暮らせると誇らしげに語っていました。

今から、かれこれ20数年前の話。それほどに日本は魅力的な国に映ったのでしょう。

んで、彼みたいな性向体験を聞きつけ、続々と彼を追う若者達が来日しては、すぐ自国に帰る人もいましたが、日本人の嫁さんをもらって定住する人もおり、日本の暮らしに馴染んだ人もいます。

ミネラルウォーターが日本より高いよ

が、今のインドネシアはと言えば、好調な経済な引っ張られる形で、暮らしも豊かになっています。ほたって小屋かよと見まがうような空港が、近代的な空港に様変わりしたり、スマホ片手に待ち行く若者。その光景はほとんど日本と変わりません。

コンビニのミネラルウォーターが日本円で150円もするし、物価も日本とひけをとらない位に上昇。

てなると、わざわざ日本に出稼ぎする意味もないかなと思った次第です。

web制作会社に見られるベトナム進出

今度は所変わってベトナムのお話。自分の周りだけの話かもしれませんが、web屋さんで、ベトナムに制作スタッフを抱える企業が多いこと多いこと。

理由は人件費の安さ。他にも時差も日本とあまりなく国民性も勤勉ということもベトナムを選ぶ理由のひとつだそうです。
都市部では人材枯渇気味

ただ、このWeb屋の例は稀な話で、今ベトナムでは物価上昇ということで、賃金が上昇。タクシー運転手で月収5万円強、看護師で10万円ということで、それなりに金額を積まないと人が集まらないようです。

となると、web屋も安い人件費が魅力なだけに、タクシー運転手ほど賃金を出しているようにも思えず、稀なケースとも言えます。

ベトナム人も日本への出稼ぎはちょっと・・・

このようにインドネシア同様、ベトナムでもミネラルウォーター150円説も浮上してきます。

加えて、今や日本は空前の円安基調。さらに円が下落すれば、ミネラルウォーターが200円になっちゃうし、賃金も日本円換算でいくと上昇するわけです。

冷静に考えて、自国よりも賃金の安い国にわざわざ出稼ぎに行くような思考にはならないだろうと。

労働不足の日本どうする

労働生産人口が減少する日本。阿部さの進める「国家戦略特区」では、日本人でも外国人家政婦を雇えることを柱としております。規制を緩和して、外国人の受け入れ、女性の社会進出を支援しようというもの。

けれど、今の状態で、果たして外国人が日本に仕事を求めて来日するかは疑問。

より稼ぎの良い国へ。

てな訳で、日本を目指していた外国人も今では、より稼ぎのいい中東諸国を目指している人も出てきており、世界規模でのリクルート合戦が勃発している感じがします。

人手不足解消には不可欠

他にも介護の世界でも、外国人を受け入れようという声もあります。なかなか人手が集まらないので、解消すべく外国人に頼るのはわからないでもないですが、それには厳しい資格を見直してもいいのでは?とも思う訳です。

お金は大事だよはわかりますが、もしかしたら、それ以外の魅力で、外国人にアピールするのもいいのでは?

例えば、治安がいい、最新モノにあふれている、文化がある、人がやさしいなど。あらためて日本の良さは?と考えるとすぐには出てきませんが、そういった所も日本で働くの良さでは?と思う訳です。

外国人労働者受け入れも、お金とは違う切り口でアピールする時代になってきたとしみじみ感じました。

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