しばらく減産しますので
最近、きにもとめていなかったガソリンの値段でしたが、12月に入り、130円後半が続きこの先も続くのではと思ったらまさしく不安的中。2018年いっぱいはこの価格が続きそうで、週末クルマを使い倒す自分にとってはかなりの痛手。
原油価格は6月頃に40ドルとほぼ底をついてから、一気に右肩上がり。直近では60ドルに届くかという所まで上昇しています。
サウジアラビアの政治的な緊張が高まっていることも上昇理由に上げられますが、一番の要因は減産でしょう。
当初は2018年3月までの減産協定が、2018年末までに延長になりました。その昔は、各国の利害が錯綜し、減産などできるかいという国もありましたが、ここ最近では足並みが揃っている感じ。
アメリカのシェールガスに一丸となって戦いましょうというベクトルが合ってきたのでしょうね。
ヤマトの再値上げに戦々恐々
ガソリン価格の高騰で割りを食うのが物流業界でしょう。人手不足と物量増加でただでさえ人件費が高騰しているというのに、ガソリン代まで高くなってしまうと、価格に転嫁していかないと厳しいのでは。
場合によっては、ヤマト、再値上げということも現実的にありえる話かもしれません。
値上げを宣言する会社も
スーパーなどのお肉や魚など発泡スチロール製の容器などは、原材料として原油が使われているとのこと。んで、原油高を受けて、こちらは価格に転嫁することを早々に表明しました。
ポリ袋メーカーも検討中で、となるとスーパーの食材関連も値上がりしていくことが予想されます。
海外旅行者にも痛手
海外旅行の見積もりで、いつも疑問に思うのが燃料サーチャージ代。年によってはとんでもない金額に跳ね上がり、予算のやりくりに苦慮したことも。
ここ最近では、沈静化していたものの、原油の減産を受けて、再び値上がりするかもと言われています。
航空会社、想定価格を53~55ドルと見ていましたが、それをも越える価格で推移していく可能性が高いとにらみ、各社値上げに踏み切っています。
デフレ脱却なるか
デフレ脱却と宣言してから、はや4年近く経ちましょうか、なかなか脱却できていない日本経済。が、原油価格の高騰で安いのが当たり前の時代から、ややシフトしている感じさえします。
ビールも値上げしていますし、タバコだって。カップ麺が100円を切っていたなんて、今では想像できません。
適正な価格で商売するというのが定着化すれば、デフレも脱却できるんじゃないでしょうか。