上司に言われると手が止まる
20代の頃の働き方と言えば夜の11時頃に会社を出て、帰宅は12時を回っていました。
たまに12時前に帰ると家族から「風邪でもひいたの?」と心配される位、12時過ぎ帰宅が常態化していました。
明日の事を考えると今日中に処理しなければという使命感から気づくと10時過ぎという感じでしたが、たまに上司から「飲み行くぞ」と言われると、その使命感も吹っ飛ぶくらいの魔法の言葉でした。
適度に飲みに行くことで、ガス抜きにもなり、今思うと上司もそれを狙っていたのかと感謝の思いでいっぱいです。
時代は変わり残業は悪
今では、ブラック企業と言われるほどの労働環境でしたが、当時は遅くまで残って仕事をしている人間ほど評価される時代でした。僕の会社では・・・
が、今はどうでしょう。残業が多いと「効率が悪いから」、「段取りが悪い」などと、悪い評価ばかり。
政府もブラック企業撲滅とばかりに、法律で厳しく取り締まる方向になっています。
とは言っても、やりかけの仕事は片付けたい
てな訳で、各企業とも残業削減に向けて、近年ではかなり積極的に取り組んでいますね。
で、今回紹介する日本電産の取組が、思い当たるところがあったので取り上げました。
その仕組とは、終業時間近くになると、人事部長が「今日もはよ帰ってな」とデスクまわりを巡回するとか。
これって、先に上げた僕の経験にも近いものがあるかなと。
ここまで仕上げて今日は帰るぞという熱量も、この言葉で一気にクールダウン。さぁ、飲みにでもいくかという気持ちにさせてくれます。
他にもあるよ日本電産の残業削減策
他にも、残業する場合は、上司に事前に報告して、レポートを提出をしなければならかったりなど。
ここまでの作業を踏むとなると、定時に帰った方がマシと思います。
レポートを書くという余計な仕事が発生しますからね。
会社側が向き合う姿勢も凄い
日本電産の場合、会社も残業削減に向けた取組をしてくれるのが凄いところ。
例えばプレゼン資料のページ数削減、会議の時間を60分から45分、30分から25分に削減など。
確かにページ数が多ければ多いほど、意欲的、真面目に取り組んでいると思われるので頑張っちゃいますが、会社側が、評価しないよと言ってくれれば助かります。
これってパワポ禁止例に似た所があり、トヨタのようにペライチでまとめるという方向に、日本企業がそうなってくれればいいんでしょうけど・・・
まとめ
仕事一辺倒ではなく、余暇も楽しむ。で、その経験を仕事にも還元することで、より生産性を高める。
とってもいいことだと思いますね。
あとはお金を使わずして、余暇を楽しめる方法を見つけられるかです・・・