訪日客増えているけど受け皿が追いつかない悲劇

ホテル新商品・サービス

2020年に400万人!

日本政府観光局によると2019年紙の訪日客数は約170万人。2018年の3100万人突破は確実視されています。

2012年から右肩上がりで順調に推移している訪日客ですが、このまま行けば政府の掲げる2020年訪日客400万人突破は達成するでしょう。

今では街や電車などで当たり前になった訪日客。300万人台でこの状態ですから、2020年のオリンピックイヤーでは日本人よりも外国人の方が多い車両も出現なんてこともありえるでしょう。

経済効果も高く消費増税の落ち込みをカバーしてくれるのではと期待もありますが、肝心の受け皿が逼迫しているようで頭を抱えるインバウンド系企業も多いようです。

外国

ベッドメイキングさえ確保できない・・・

人手不足で苦労しているのが沖縄県

旺盛なインバウンド需要を取り込もうとホテルや商業施設の建設が進んでいますが、箱を作っても人手が足りないとう悩みが。

あるホテルでは稼働率を抑えて対応していたり、ベッドメイキングの人手さえ確保できないホテルも。

ホテル業界内での人材争奪戦ならまだしもコンビニなどの異業種も加わったことでなかなか人手を確保できず、数年前まで時給850円だったのが、今では1000円超えだとか。。都心部レベルまで時給が上がっているということはかなり深刻さを増しています。

インド 地方都市

人が足りなきゃマルチタスク

マルチタスクと言えばほしのリゾート。一人で受付をしたり、清掃をしたり、料理の品出しをこなしたり。

効率的に人員を稼働させることで有名ですが、他社でも人手不足を理由に導入す所が。

愛知県の豊田プレステージホテルでは、フロントスタッフがチェックインまでに清掃が間に合わないそうにない場合は、サポートで入る体制を敷いています。

ホテル

機械に頼るのも一つの手

人の能力の最大化を持って人手不足の解消を図る他にも、機械を導入することで人手不足を解消している所があります。

若年訪日客向けのホテルを運営する藤田観光のタビノス

チェックインはタッチパネル式の機器に負わせて人を介さず仕組みを導入。

これにより同規模のホテルと比べスタッフを半分以上に減らせたというのですから、効果は非常に高いでしょう。

AI

インバウンドが機械化を加速?

どの業界も人手が足りず四苦八苦している中で、訪日客対応という問題。

時給を上げたり、マルチタスク化を進めてこの先も通用するかというと疑問が湧きます。

一番の解決方法は機械にその労働を負わせるということ。

結果的に、訪日客が日本のお仕事環境を変えるきっかけになっているような気がしました。

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