韓国輸出規制強化は諸刃の剣

日本も保護貿易化?

2019年7月4日、日本政府は韓国に対して輸出規制強化を発表しました。

対象は半導体や有機ELディスプレイに使われる素材が中心。どれも日本の競争力が高い材料で高いシェアを誇ります。

有機ELともなれば韓国が世界で最も競争力のある商品。日本もその恩恵に預かっていたとは。それって日本の首も締めているのでは?と素人的には思いましたが、完全に輸出禁止ではないようで一安心。

韓国

ホワイト国から除外だって

報道では輸出禁止というトーン一色でしたが、実際の所は輸出はOK。輸出に関連する諸手続きが従来に比べると厳しくなるというものでした。

これまで韓国との貿易は煩雑な諸手続きなしで輸出がなされていました。それは韓国がホワイト国認定国だから。他にもアメリカ、フランス、イギリスもこれに該当しているようで、輸出もスムーズにするという目的の基、このような制度が活用されています。

半導体

現場は至って冷静

ということもあってか、韓国への輸出を行っている企業は至って冷静。

輸出までにかかる日数は増えますが、所定の手続きを粛々と進めていくといった感じ。

韓国では日本製品不買運動などと、一部ではのっぴきならないほどヒートアップしていますが、この現場との温度差を知るにつけ、メディアが盛りすぎたのではと思っちゃいます。

輸出

どうしてホワイト国を除外されたの?

では、何故、韓国はホワイト国を除外されたのか。それについて日本政府は外為法に基づく安全保障関係の規制貨物において不適切な事案が発生したとコメントしてしています。

規制貨物とは、核物質やその関連装置、工作機械や炭素繊維などが該当。ってことは、有機EL関連材料の他にも今後さらに対象品は増えるのではないかと言われています。

韓国

仲良くしてよ。両国とも

この日本の対応を受け、韓国は世界貿易機関に提訴するなど対決姿勢を鮮明にしています。

さらにはこれまで輸出に頼っていたこれらの製品を自国で開発できるよう、その取組を始めたとか始めていないとか。

で、思い出される件が数十年前に起きた中国によるレアアース規制。日本企業はこの危機に対し、代替品の開発やら輸出国の拡大などの対策を打ちました。

こうして中国一本からの脱却を目指し、今に至るわけですが、日本も同じ状況に陥るのではと心配でなりません。

今回の件、国民の間では交流は深く、仲良しにも見えますが、事、政治に関してはここ数年、良好な関係が築けていません。

お隣国でもありますし、そろそろ仲直りをしても良いのではと思った次第です。