経済失速なのに買収は盛んだよ。中国の狙い

只今ソフトランディング中

世界的に影響を与えている中国の景気減速。過熱気味の経済をソフトランディングさせるということで、それまで大盤振る舞いの施策をあらため政府は財政出動を抑えています。

収支

その施策自体、素人の僕にも理解できます。支出を抑えて収支のバランスを取るのは家計とも一緒ですから。

どこも借金だらけの中国企業

中国企業の業績に目を転じると、どこも苦しい台所事情が透けて見えます。

債務残高は2009年以降急増しています。この借金の多くが買収のために借り入れしたお金だというのに驚きました。

つまり、借金してまでも海外企業の買収を進めているということ。

よくも、まぁ銀行もお金を貸してくれるんだろうなと思ったら、そもそもこのような買収にはお国の力が働いているからなのです。

国を挙げての政策

中国では今後5年間で米国に次ぐ投資国になるという目標を掲げています。んで、2009年以降から2015年まで、その投資金額は右肩上がりで増加の一方。ということは一方で借金もとんでもなく膨らんでいることでしょう。

買い物

企業もお国の機嫌を取りながら

買収を実際に行う企業も、政府のお墨付きをもらいたい。お墨つきを貰えれば融資額も増えるし、買収に向けたバックアップも保証され、まさに強力な援軍を手にすることができます。

そこには自社の成長というよりも、自国の面子を保つという理由が働いている感じすらしちゃいます。

買収で成功、レノボ

気になるのは買収後の経営。規模拡大で自社が成長すれば言うことなしですが、果たして利益を出すことができるのかが失敗。ある意味、小が大を飲み込むという買収もあるはずでしょうし。

僕が知っている限りで中国企業による海外企業の買収で成功した会社と言ったらまっさきにLenovoが思い浮かびます。

IBMからパソコン事業を買収し、今では世界NO.1のシェアですからね。

それとハイアール。サンヨーを買収しましたが、こちらも成功した事例でしょう。

ハイアールはお国の力というよりも、自社の力で買収をしたようです。

国の支援がないだけに、必死さも他の企業とは格段に違う。

それが成功の秘訣だったのではと思いますね。

まとめ

今でこそ失速中の中国経済ですが、この海外投資は将来的な経済成長を見込んで種まき活動として見れば納得が行きます。

右肩上がり

鉄鋼、石炭の産業から、新たな飯のたねになるような産業を育成したい。が、自国にノウハウがないから海外から企業を釣れててきて、少しでも成長の速度を上げる。

それが実現するとなると、さらに世界的脅威になることは間違いないでしょう。