2019年はユニコーン豊作の年?
まだ上場していないのに時価総額が10億ドルになるだろうと期待される企業のみに与えられるユニコーン企業。
その名を与えられるというのは、かなり名誉なことであり、過去を振り返ればアリババやフェイスブックなど今も世界的に名の知られている企業ばかり。
で、2019年はユニコーン企業の当たり年なのか、例年に比べ新規上場する企業が多いとのこと。
上場済み、上場予定企業は、既に名の知れた企業ばかり。逆にまだ上場していなかったことに驚きました。
過去との違いは大赤字企業が多いこと
市場から注目が集まる花の2019年上場組ですが、これまでのユニコーン企業と毛色が違うのも特長の一つ
それが半端ない赤字。赤字を抱えつつも上場するユニコーン企業はこれまでおり、さして驚かないけど、その金額が億超えというパンチ力も。こちらもユニコーン級と呼べるでしょう。
例えばライドシェアのリフトは18年に10億ドル近い赤字を出し、ライバルのウーバーにいたっては30億ドルというトホホな数字。
株式で調達した資金を借金返済に即回わしてしまうのでは?という不安さえ感じちゃいます。
Amazonの成功を重ねて見ちゃう向きも
そもそも30億ドルもの借金を抱えても事業を継続できるというのだから、アメリカの金融機関は懐が深いと言いますか、スタートアップ企業の育成に真剣に取り組んでいるだなという印象。
けど、もうそろそろ金融機関も我慢の限界と来たため、ユニコーン企業は上場せざるを得ない状況に追い込まれたとも言えますね。
そんな借金まみれの企業の株式を購入しても大丈夫?と素人ながら思っちゃいますね。
投資家の方々はAmazonの成功を、これから上場するユニコーン企業に重ねて見ているんでしょうね。
Amazonも上場時はとんでもない赤字を背負い込んでいましたから・・・
投資家の期待の声に応えることができるか
上場したことで、より経営の責任が重くなるスタートアップ企業。市場から厳しい目を向けられることでしょう。
上場時についた株価を基準に上がった、下がったと連日新聞で騒がれていたフェイスブックのように注目されるのでしょう。
既に上場を果たしたリフトが既に上場時の株価を下回る状況に陥り、前途多難といった感じがします。
同業のウーバーも、ライバル会社のこの煽りを食う形で当初の想定よりも株価はつかないのでは?市場からの期待もややトーンダウンといった感じが否ません。
これから新規上場を予定しているスタートアップ企業に勇気を与えるためにもぜひとも頑張って欲しいところです。