コロナ向けBCP対策も大事だよ

働き方

自然災害だけじゃない。BCP

東日本大震災以降、注目が集まるBCP。災害に見舞われても企業は事業を継続できるよう、データセンターの分散化を図ったり、自家発電設備を導入したりと取り組みが色々と進められています。

このようにBCPとは地震、台風、大雨などの自然災害に対する対応が中心でしたが、昨今では新たにコロナという脅威にも備えていく必要が迫られています。

給湯器がない、ない、ない。

2021年にニュースなどでも取り上げられた給湯器不足事件。新品に取替ようにも商品が全くない状態。さらに故障したとて、直すことすらできないという状況に陥りました。

確かこの事件が起きたのが冬まっさかりだったと思いますが、寒いながらも我慢して真水でシャワーをしたなんて話も聞きました。

原因はコロナによるサプライヤーチェーンの断絶。最大手のリンナイもその被害に遭い、相当苦労を強いられたようです。

需要が落ちれば、生産量を落とすでしょう。

リンナイの場合、第一波時に需要が落ち込むことを予測し、生産量を2-3割落としました。街から一切人気が消えたあの状況を見れば、どの製造業でも生産量の調整はしていたことでしょうし、生産工場も稼働できなかったでしょう。

が、第一波が収束する否や、需要が急増。まるで今の米国を見ているようで、コロナが落ち着いたとたん、注文が殺到。急ぎ生産量を増やそうと試みましたが時すでに遅し。

そう簡単に、2次、3次の部品メーカーが即時対応できるとは限らない。加えて日本は落ち着いたものの、コロナがフィーバー中のベトナムではロックダウンにより工場がストップする事態に。

こうして、一部の機種では生産停止に追い込まれ、給湯器品薄事件が勃発したわけです。

ジャストインタイムもほどほどに。

このような苦い経験を経て、行き着いたのが、ジャストインタイムの見直し。在庫を持たず、必要な時に必要な部品を調達するのではなく、代替えの効きにくい部品について、ある程度の在庫を持とうと方針を変更。ある程度の冗長性を持たせるというコロナ向けBCP対策がここに完成したのです。

今では第8波まで、数えるほどになり、このBCP対策もきっちりと機能しているかと思いますが、他にも調達先の分散化や他企業との共助体制の構築を進める企業もいるようです。

国内回帰が加速するのでは?

これまで海外生産のリスクとしては、政情不安などが挙げられていましたが、コロナリスクも今後も海外進出する上で、検討材料の一つに上がると思います。

現在の中国がまさにそうで、ゼロコロナ対策で、工場の稼働が停止してしまい、クルマの納車が大幅に遅れたなんて話が身近にありました。

国内企業から部品調達していれば、このような事態も避けることができたと思います。

新たに取引を得られる中小企業も今後増えるのではないかと思います。

コロナ向けBCP対策は、ある意味、日本経済の活性化にも繋がるのではと思った次第です。

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