滅私奉公から対等な関係へ
僕がサラリーマンになった頃はと言えば、休日返上で働き、終電で毎日帰宅。そんな人たちが評価されていました。
体力に自信のない僕は到底、真似できない。なので会社の評価はイマイチ。
が、そんな滅私奉公の時代は過ぎ、今では会社も社員も対等な関係へと変化しています。僕の周りではですが・・・
会社側は辞めないでくれとばかりに給料、労働環境を良くしたり、雇われ側は、真っ当な評価をしてくれる会社、働きがいのある会社を求め、転職を繰り返します。まるでヤドカリのように。
今求められる、社員のやる気
これまでの日本企業はと言えば生き残りをかけて、必死になって黒字化に向けて頑張ってきました。時にはリストラなどして社員を辛い目に合わしたり。向かいの席のAさんが翌日になったらいない。聞けば退職したと後で知り、暗い気持ちになったりとか。
そんなことが身近に起きれば、働く意欲が減退するのも無理もない話。職場もギスギスして組織としての一体感もゼロ。そんな状況だから生産性も落ちる一方です。
実際に世界敵に見ると日本人の仕事への意欲、誇りは他国に比べると低いと言われています。
その状況を知ってか、知らずか企業の社内環境を改善してく動きが近年活発化。組織として一体感を醸成すべく様々な取り組みがなされています。
17年ぶりに復活。大運動会、パナソニック
業績が上向けば、次なる課題は人。組織の一体感、そして個々のモチベーション喚起を狙い、パナソニックが社内運動会を開催しました。運動会種目の一つのタマ入れでは仕事さながらの戦略がモノ言う競技みたいで、タマを入れると、タマを拾って入れる人に渡す人など役割分担をするなど細かい約束ごとを決めて競技に臨んでいる様子。
ただ、これが目に見えて組織んこ一体感と個のモチベーションアップに結びついているかはわかりません。
が、このタマ入れを通じて、意見を出しあう行為を経て、仕事でも積極的に意見を出すようになったとのこと。
ということで、この運動会開催は成功とも言えます。
みずほ銀行のギネス挑戦
PL学園でおなじみのあの人文字。ギネスに種目してあるようで、これにみずほフィナンシャルグループが挑戦したというお話です。企業スローガンのワンみずほを感じられるイベントに、ギネスというこの上ない企画を持ち込んだというのは、運営スタッフの素晴らしいところ。
ギネスとなれば自ずと社員のモチベーションも上がりますし、達成した喜びも互いに共有できる。まさに組織の一体感醸成に持って来いの企画です。
Mの人文字づくりは見事ギネス記録として認定されたとか。
まとめ
はすに構えて、運動会と思っていても、実際やってみると思いの他、楽しかった。自分の所属しているチームに一喜一憂することで、仲間愛が芽生えし、今まで以上に結束が深まるでしょう。待遇よりも働く意欲。社員一人ひとりのやる気が会社の成長に結びているということを深く実感したような記事でした。