ハードにまつわるドラクエ問題
シリーズ作品で唯一、ハマっている作品と言えばドラクエ。シリーズ1-3はファミコン、シリーズ5-7はスーパーファミコンとシリーズごとにハードが変わるものだから、その都度をハードも買わされる羽目に。
シリーズ8の時に買ったPS2は、ドラクエのためだけに買ったようなものでゲームが終わった後は物置へ。
といった具合に、昔はどうしてもハードとソフトをセットにした購入しなければならなかった。そんなユーザーの声が届いたのかどうかわかりませんが、シリーズ10はPCも含めたマルチデバイスに対応。
これまではハード支配が強かったゲーム業界にあって、こいつは大きな変化でした。
マルチデバイスの勝ち組、フォートナイト
全世界で約3.5億人のユーザーを誇る人気バトルロイヤルゲームフォートナイト。スマホ、PC、据え置き型ゲーム機など幅広いハードで楽しめるマルチデバイス対応。
ハードに縛られないこちらのヒットは、他のソフト会社にとっても大きな勇気を与えてくれたことでしょう。
他にも、フォートナイトを押させえて最もユーザー数の多いAmong USや荒野行動、ROBLOXもマルチデバイス対応で1億人超えのユーザー数を誇っています。
この数字、2020年に大ヒットしたあつまれどうぶつの森が、3400万本という事を考えると、いかにその凄いことかがわかります。
入口はスマホ。出口はハイスペックPCか
2021年のゲーム人口は全世界で約30億人。ウチ、半数をアジア諸国が占めています。一方、古くからゲーム文化のあった北米は全体の約2%という有様
なぜ、アジア諸国が突出しているかと言うと、スマホきっかけでゲームに触れる人がかなりいるというもの。
日本や北米のように据え置き型ゲーム機を経てスマホという順序をすっ飛ばし、一気に拡大しました。
PCに力を入れるカプコン
最近よく耳にするゲーミングPCという言葉。映像の綺麗さ、早い動きにも対応するなど家庭用ゲーム機さえも凌駕するスペックのもあるとか
あるミュージシャンが、ゲーミングPCに変えてから、うまくなった気がするというほどプレイにもかなり影響していることに驚かされました。
てなわけで、僕ら世代では魔界村で有名なカプコンが、PC用向けにバイオハザードを発売しました。
これも増え続けるアジア諸国ゲーマ向け対策。スマホでゲームに触れ、どっぷりとゲームに浸かり、行く行くはPCに手を出すという所を狙っているとか。
確かに小さな画面よりも、もっさりとした動きよりも、とプレイする度に不満は募るもの。これを一気に解消し、素晴らしいゲーム体験ができるというのならPCに手を出すのもわかる気がします。
ガラケーの二の舞にならないために
コナミもウイニングイレブンを名称を変えてマルチデバイス対応を発表。ハードに縛られない戦略を進みつつあります。
スマホ、専用ゲーム機、PCの三つ巴となるわけですが、最終的には操作性、ゲームの再現性などで選ばれる時代になってくるのでしょう。
これが実現されればシリーズ最新作が出る度にハードを買う必要もなくユーザーにとっては助かります。
モンハンも全てPCで出来る時代がやってこないかなと思った次第です。