全固体電池の破壊力

リチウムイオン電池の限界

2017年12月にトヨタとEV向けリチウムイオン電池の協業を検討すると発表。リチウムイオンでシェア4割のパナソニックにとって、トヨタとの協業はさらなるシェアアップと期待が持てます。

が、協業の狙いは、そちらではなくトヨタの持つ全固体電池の技術だとか。

パナソニックの社長も、リチウムイオンが限界に達する前に全固体電池にシフトしていきたいと語っているように、次世代電池にかける期待はかなりもののようです。

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全固体電池とは

全固体電池は、2011年にトヨタと東京工業大学が共同で候補物質を発見したことから実現が高まりました。リチウムイオンに比べ、短時間で充電でき、航続距離もリチウムイオンより断然長い。しかも発火などの危険性も低いという夢のような電池なのです。

EVの肝となる電池を抑えることができれば、この先のEV開発を有利に進められることは間違いないでしょう。

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他社も活発に動いてますよ

全固体電池の世界ではトヨタが一歩リードしていると言われていますが、ボッシュも全固体電池のベンチャー企業を買収したり、村田製作所や日立造船も実用化に取り組んでいると次々とプレーヤーが参入。あの掃除機で有名なダイソンも全固体電池のベンチャー企業を買収。2022年頃には全固体電池のEVカーは販売する予定とも言われています。

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一方で、リチウムイオンまだまだ現役説

夢のような電池と言われる全固体電池も、まだ開発段階であり、量産化までの投資にすらまだ至っていません。サプライチェーンが既に構築されているリチウムイオンと比較すると、そう簡単に覆せるわけでもないとも言われています。

ので、2030年まではリチウムイオン電池が現役でバリバリ活躍するのではとも言われています。

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EVでプレーヤーに変化

テレビの世界では、デジタル化の進行で、パネル専業メカーが台頭し、内製化していたメーカーが力を失ったという過去の事例があります。基幹部品は外部から調達して組み立てるだけとなり、差別化していくのが非常に難しくなってきていると。

それと同じことがEVでも起きるのではないかと言われています。

トヨタの電池屋さん化?

となってくると、EVの基幹部品となる電池で覇権を握れば、EV開発を優位に進められるようになります。で、電池がクルマを乗り味を左右するものではないので、どのクルマも一緒の乗り味になることもない。各メーカーごとの個性あるクルマが増えることとなるでしょう。