税収が10年前に比べ激減
クルマ関連の税金が10年前のそれに比べると約25%も減少しいてるとのこと。
理由は軽自動車の保有率が上がったから。そもそも自動車の税金は取得、保有、走行の3段階で徴収されますが、この保有において税収が落ち込んでいるというもの。
自動車の税金とは
毎年徴収されるのが自動車税。排気量に応じて税金が変わる奴です。他に車体の重量に応じて課税される自動車重量税というものがあり、こちらは車検時に支払うもの。
自動車重量税の場合、車重が重ければ重いほど税金が高くなるというもので、大型車になればなるほど税負担が高くなります。
そう考えると運送会社も大変なんだなと思ったりもします。
時代の変化も税収に影響
今やカーシェアリングやらライドシェアなどにより、クルマが保有から利用に変化していることも税収減を引き起こしているとも言えます。
トヨタがカーシェアリングに力を入れ始めるなど、自動車メーカー各社も時代の変化に合わせて事業モデルの変革が迫られています。
民間のこのような動きは理解できますが、国もこの動きに対して税制を変えていく動きがはじまりました。
それが走行距離に応じて税金を課すというもの。
一般庶民からすると、そこまでして税金を取りたいかと思いますが・・・・
業界騒然。タクシー、運送会社
走行距離の把握となると、事業者レベルでは対応可能でしょう。
タクシー会社や運送会社などは、車両単位でこと細かく情報を管理していますから。
とは言え、この税負担を事業者で全てかぶるのは当然無理な話。一般消費者に対しても、この仕組みを導入すべきだという声が上がっています。
クラウドカーなら行けるかも
一般消費者から走行距離に応じた税金を徴収するとなると、自己申告制になるんでしょうね。
その場合、車検時に整備士がチェックするわけですが、走行距離の改ざんなどは昔からある話ですし、例えプロであっても見極められるのかは疑問。
となってくると期待されるのがクラウドカー。常にネットに繋がった環境のクルマであれば走行距離は把握できます。
本来は、ドライバーの利便性、整備点検のタイミング通知などを目的に導入が期待されていましたが、税金徴収機能にもなり得るには驚きです。
遠い将来、後付のクラウドカーキットなるものが販売されるかもしれませんね。
まとめ
よくよく考えると、保険などにも走行距離に応じて保険料金が変動するサービスが始まっていますので、さほど驚くべきことではないと思いますが・・・・
それにしてもこの税制が施行されたら、レンタカーも走行距離に応じて別途税金を支払わなくてはならないかもしれませんね。