次世代技術と期待されていたCASEですが・・・
次世代技術として自動車メーカー各社が開発に力を入れてきたCASE。
コロナ禍なども影響もあってか開発スピードがやや停滞気味。普及までにはもう少し時間がかかりそうです・・・
Autoの自動運転開発がやや停滞気味
CASEの中で、目玉の技術と言ってもいい位、期待のかかる自動運転。
前方のクルマに追尾、車線内キープ、ハンドル手放しなど徐々に自動化に向け進んでいるようにも見えますが、全ての操作をクルマ側に委ねるレベル5はかなりハードルが高いようです。
走行実験の距離は地球を何周分。とにかく走りに走ってデータの蓄積は十分なものの、果たしてこれで安全を担保できるかという問題に直面しているとか。
またデバイス類の耐用年数というクルマ独自の問題も影響。過酷な環境下で劣化を避けて通ることはできず、本来の性能を発揮できなければ事故を起こしかねない。
といった諸問題とコロナ禍で経済が停滞している中で、ベンツとBMWによる共同開発は一時停止に追い込まれてしまいました。
走行距離数では群を抜くGoogle勢も、ちょっと弱気な発言が目立ち、実用化は2030年以降という声も。
生きている間には自動運転カーに乗りたい夢が叶えられればいいのですが・・・
Shareのライドシェアはコロナ禍でこれまた停滞
続いては、ライドシェア。コロナ禍の影響をもろに喰らったとでも言いましょうか、最大手のウーバーも苦戦を強いられています。
こちらはコロナの予防薬が開発されるまでは、厳しい時を過ごすこととなるでしょう。
もしくは感染予防対策を施した車両開発を進めない限り厳しいと言ってもいいでしょう。
Electricの電気自動車はバッテリーが・・・
普及という点では、CASEの中でも一番とも言える電気自動車。テスラが絶好調を見るに、今乗りに乗っている感じすらします。
コロナ禍で電気自動車だけが対前年超え。各国とも政府主導で補助金をつけるんどして普及を後押ししていますし、順調に普及に向けた階段を登っているかのように見えます。
問題はバッテリーの調達問題。トヨタが最近発売したRAVの電気自動車が、バッテリー不足により、供給が間に合わないという事態に。
調達先を幅広く持つトヨタが苦戦を強いられているだけに、この先普及していくのかが心配です。
テスラがバッテリー素材のコバルトの調達を進めるなど、需給の逼迫が起きなければいいですけど・・・。
唯一開発順調のConnectedの通信周り
といった具合に、やや開発・普及が停滞気味のCASEですが、コネクテッド周りは他の技術を他所に順調に開発が進んでいます。
5Gという追い風もありますし、こちらはさらに進化を期待できる感じがします。
とにもかくにも次世代カーがお手頃価格で買える日が早く来てもらいたいと思った次第です。