世界的に厳しいカリフォルニア州の規制が・・・
世界で最も厳しいは言いすぎかもしれませんが、ある種この規制をベーマークにしている自動車メーカーは多いはず。
ちなみにこのカリフォルニア州の定める環境規制には他の州も採用しているとのこと。
この規制を守っていればアメリカでクルマを販売するにも面倒なことにはならない。
他にも世界的にも環境意識が一段と高まっている中で、環境無視の姿勢は経済界、社会的にもあまり良い目では見られないでしょう。
が、トランプさんの環境規制の緩和で事態は大きく変わろうとしているのです。
環境規制緩和の真意
トランプさんの指摘は、カリフォルニア州の規制ではなく、オバマ前大統領が定めた環境規制で2025年までにはガソリン1ガロン上がり平均54.5マイル以上」という規制を1ガロンあたり37マイルに緩和するというもの。
これが経済的に与えるインパクトはコストを下げられるというもの。
トランプさんの試算によれば約2000ドル安くなる。日本で言えば20万強安くなるというもの。
これにより販売台数も100万台増加するとのこと。
パリ協定を離脱した理由と近いものを感じますが、これに反発したのがカリフォルニア州他10州の人たち
どっちにつくか迷う自動車メーカー
トランプさんの主張を支持する州もあれば、カリフォルニア州の規制を支持する州もあり、環境規制にかんする考えた方が2分。
困ったのは自動車メーカー。これまでは、カリフォルニア州規制クリアのために動いていたのに、再考を迫られたような格好。
トヨタ、GMはトランプさんの主張を支持する一方、フォード、ホンダはこれまで通りカリフォルニア州の姿勢を支持するなど自動車メーカーでも2分が起きています。
徹底抗戦。カリフォルニア州
カリフォルニア州では、トランプさん側についたメーカー車両を公用車などには使わないことを表明するなど徹底抗戦の構え
トランプさん側では特に報復処置的なことはせず静観の構えを貫いています。
勝敗の行方は?
仮にトランプさん側の主張が通るようなことになれば、次世代カー、電気自動車やPHVなどの開発が遅れるとも言われています。
世界の潮流が電気自動車に向かっている今、アメリカだけ取り残され、中国が名実ともに世界NO.1の電気自動車大国に。
どちらかの主張に一本化されるのか、はたまた2つの規制が平行するのか行方はわかりませんが、個人的にはカリフォルニア州の規制の撤廃だけはないことを願います。
異常気象も環境破壊が影響していると思うので