ディーゼルからEVへ。欧州
一昔前までは環境対応車と言えばディーゼルだった欧州市場。ディーゼル普及率は諸外国のそれよりも抜きん出ており誰もがディーゼルが本命ということを疑いませんでした。
ところがVWの不正発覚後、負のイメージがついてしまい、その勢いは失速。あんなに環境に優しいディーゼルと言っていたのに、今では、その話はなかったのごとくEVのシフトしたというのが僕の感想です。
VW、メルセデス、BMWなどの大手3社が一気にEVにシフトしていき世界的にも、これからの環境対応車はEVという流れを作りました。
今では国を上げてEVを支援する動きが加速。EVの主要部品である電池をこれまで海外から調達していましたが、自国で生産できるような体制を整備しつつあります。
フランスではEV電池産業の育成を名目に助成を行ったり、ドイツではもこの手の助成が動き出しました。
EV先進国中国はどうよ
EV電池の供給では世界的に見てもトップクラスの中国ですが、欧州のこの動きを受けて影響が出ることは間違いないですが、国内だけでも米国に次ぐ販売台数を誇るだけに、十分食っていけるとは思います。
中国ではEVの普及を国を上げて取り組んでいまし、EV普及の鍵を握るのは疑う余地はありません。
日本は諸外国に比べるとやや出遅れ
世界的にEVが盛り上がる中、イマイチぱっとしない日本。日産、三菱の頑張りは認めるものの、販売台数を見れば世界に伍して戦うにはまだまだ不十分です。
トヨタが本格的に動き出せば状況は変わってくるのでしょうけど・・・。
とは言え、そのトヨタも着々と準備を進めているのは事実。EVの核となる電池生産会社をパナソニックと組んで2020年までに設立予定とか。
重要部品を抑えることで、EV市場に打って出るというのは理にかなっています。
フランス、ドイツが国を上げて電池生産に力を入れているのも、その現れだと思います。
テスラ擁するアメリカは?
EV普及では先を行くアメリカ。テスラが普及モデルのモデル3を発売したことで、EVの販売台数が急激に伸びましたね。
後は量産化に向けた諸問題が解決すれば、さらなる普及が期待できます。
この後にも普及モデルのモデルYの投入をは控えているようで、両者がバカ売れすれば真のEV時代が到来することとなるでしょう。
まとめ
と諸外国のEVの今を整理しましたが、本格的な普及に向けてはこれからと言った感じがします。
中でも、電池の覇権争いがEV市場の制覇につながる感じがしてなりません。
日本がここで覇権を握ることができればいいんでしょうけど・・・