そろそろ反撃しちゃいますか。トヨタのEV

ev自動車業界

ベンツAclassのつまづきを見ているようだ

トヨタがEVラインナップを発表し、2022年は日本にとって本当の意味でのEV元年と期待した人も多かったはず。

売り方もサブスクという斬新さ。充電池のリサイクルがままならない状態を考えると、正しい選択だと思います。

商品、そして売り方ときっちりと揃え万全の体制で販売も迎えたのに、まさかのリコール。

しかも発売1ヶ月というのだから、中の人にとっては痛い船出になったことでしょう。

で、思い出されるのがベンツAclassの失態。エルクテストですっ転んだというニュースが瞬く間に全世界に知れ渡ることとなり、満を持しての商品でしたが、イマイチパッとしない台数だったと記憶しています。

お詫びの印というのもあれですが、値下げします。

リコールの発表を受けて販売が一時的に停止となったトヨタのEV でしたが、ようやく販売の目処がたったとようです。

未だ納車待ちというお客様もいるようで、5月納車の方は約半年近くお預け状態となりました。

そんな納車待ちのユーザーに向けて、それと世間を騒がしたというお詫びの印とでもいいましょうか、月額利用料金を1100円下げて販売を再開することとなりました。

たかが1100円ですが、仮に4年間乗るとなると、約40万円ほどお安くなるというもの。今や新車の玉不足状態で、どちらかと言えば買い手市場。40万円という値引きを引き出すのは無理な話。

そう考えると、心の底からお詫びしていることが伝わってきます。

他にもあるよ。法人にもサブスク適用

当初、サブスクは個人、リースは法人と区分していましたが、新プランでは法人にもサブスクが適用されます。

そもそもネットで簡単に手続きを終えてしまう便利さはもちろん、保険、整備費、車検がセットになっている点で、リースではなくサブスクを選ぶ需要が一定数をあったようで、それを受けてプラン変更のようです。

社有車数台を保有している法人にとってはスケールメリットという点でリースの方がお得かもしれませんが、個人事業主にとってはサブスクの方がお得のようです。

日本初、EVには新しい売り方で。

諸外国に比べEVの普及が遅れる日本。欧州では将来t的にガソリン車の新車販売は禁止というニュースも出ており、海外メーカーはしっかりと準備を進めてきています。

商品力という点では、すぐにキャッチアップは難しいかと思いますが、トヨタが考案したサブスクという売り方は、一日の長があるかなと思います。

知見、ノウハウを今後蓄積していけば、海外での導入も視野に入ってくるでしょう。

充電池のリサイクルという課題を抱える限り、サブスクがベストの売り方だと思います。

とにもかくにもトヨタに頑張ってもらわないことには日本のEVは、海外勢に駆逐されちゃうのではと思った次第です。

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