世はEVの時代ですが・・・
今や次世代カーとして電気自動車が世界の耳目を集める中、頑に内燃機関の歴史を守ろうとしているメーカーが日本にいます。
100年以上続く内燃期間の歴史を根絶やしにしてはいけない。そんな使命を託されているかにも見えます。
それがトヨタ、日産、ホンダでもなく、数十年前まで倒産の危機に瀕していたマツダとは誰が想像できたことでしょう。
流れをかえたVW事件
二酸化炭素の削減という社会的要請に応えるべく、電気自動車登場前はディーゼルがもてはやされていました。
マツダもご多分に漏れず、ディーゼルにかなり力をいれていたメーカーのひとつでした。
で、これまでディーゼルに心酔していた欧州の人たちがvwの改竄事件をきっかけ離れていってしまい、それ以来ディーゼルには悪いイメージしか。
他のメーカーからしてみればとんだとばっちりでしょう。改竄していなくても、疑いの目で見られてしまうのですから。
他社では限界だった技術ですが
ディーゼルという環境性能を失ったマツダはこれまでの技術を磨き上げることに舵を切ります。
ある意味、世が電気、電気と言っている中、内燃期間の技術ですから、相当な覚悟があったことでしょう。
で、作り上げたのがスカイアクティブx。ディーゼルエンジンばりの燃焼効率で燃費をすさまじく良くするもの。他社も何度か挑戦しましたディーゼルばりの燃焼効率を内燃機関を使ってやるのは至難の技のようです。
それを実用化してしまうマツダの技術力の高さに脱帽といったところでしょうか。
残念なのは市場からそんなに評価されていないよ。
マツダ3から搭載されたスカイアクティブXですが、市場の評価はあまり芳しくなく出足は低調。価格を70万円近く引き上げたというのが要因だそうですが、その価値をなかなか認めてもらえないようです。
これを受けて業績を20年3月期の営業利益見通しを1100億円から600億円に大幅に下方修正することに。
スカイアクティブx搭載車として、第二弾目となるcx30かかる期待は半端ないでしょう。大本命のすSUVですから・・・。
とは言え、こういった優れた技術は優しい目で
見てあげた方が良いのではと思った次第です