対岸の火事とは言えない。日産5000億円融資要請

ゴーンさんはいなくなったけど・・・

コロナ騒ぎで、ご多分にもれず苦境に立たされる自動車業界。外出自粛ということもあり、まずショールームに客が来ない。これでは全く話になりません。

さらに日産は、この騒動前から世界的に販売急減に厳しい状況が続いていました。

米国では鬼のようなインセンティブをやめて適正価格の販売に戻しましたが、悲しいかな、これがユーザーの不興を買って販売を大きく落ち込ませています。

頼みの中国もこれまた振るわず・・・。日本カーメーカーとして成功した、あの時の輝きはもうないんでしょうか・・・。

たまらず融資を要請。5000億円

このニュース、僕的には大企業でさえもコロナ騒ぎには太刀打ちできないのかというのが正直な感想。

まぁ、それなりに手元資金はあるでしょうけど、月に支払うお金も、あの規模となるととんでもない金額になるのでしょう。

ちなみに日産の場合、手元資金が約1.5兆円。で、今回の融資は、約1/3にあたりますね。

トヨタも約1兆円融資を銀行に要請しましたが、その額は手元資金の約1/6。

いかに日産が厳しい状況に置かれているのかがわかります。

あの1999年とは異なる状況

約20年前に、経営危機に陥り、政府系銀行から袖にされた苦い経験がありますが、今回は、その政府系銀行からの融資も決まったとか。

というのも、今や自動車産業は、日本を代表する業界ではあり、1社傾いただけでも、経済に与えるインパクトが非常に大きいからというもの。

裾野が広いですから。自動車産業は

自動車の出荷額は全製造業の2割を占め、就業人口は546万人。

完成車メーカーを頂点に、一次、二次、三次と裾野が広い。日産の場合、これらのサプライヤーが約1万6000社。日産が傾いてしまったら、一緒に傾くということはないでしょうか、相当ダメージを受けることです。

第二の日産が出ないことを祈るばかりです

1999年は、電気産業が、自動車業界を上回っていただけに、日産への融資重要度も低く、政府系銀行も融資を見合わせたのでしょう。

関連会社も今よりも数が少なかったこともありますが・・・

気になるのが他メーカーにも影響が及ばないかが心配でなりません。

ショールームに客が来ないというのは、どのメーカーも条件が一緒ですから。

まさか国営化することはないとは思いますけど・・・