最近やたらと耳にします
一昔前にアルコール度数の高い第3のビールが各社から一斉に発売され、ダイエットの次はコレかと。
ビールメーカー各社の消費者を飽きさせない努力はすごいなと感心しました。で、ストロングの波は下火となったと思ったら、ここ最近電車の中吊り広告でやたらと目にする機会が増え、あれっ、再ヒットしているのかと。
それもそのはず、この現象、酒税法改正も少なからず影響しているようで、今の世相を反映しての結果のようです。
酒税法改正とは
こちらの法律、行き過ぎた値引きをあらためて適正なお値段でビールは売りましょうというもの。
今までは店側に値引きの原資となるインセンティブをやや大盤振る舞い気味に渡していたのをセーブせざるを得なくなりました。
これによりビールの値段が1割以上も増えたお店も。大安売りで、客引きのトップランナー、ビールが使えなくなったのです。
第2の客寄せパンダ、焼酎系
客引きの力強い助っ人、ビールを失ったお店が打った手は、焼酎を第2の客引き助っ人に育てましょうとういうもの。
ビールと異なり、インセンティブの規制が緩い。てなわけで、安売りの目玉にしやすいとう利点があります。
で、焼酎がグイグイと売れ始めているわけですが、牽引しているのは度数高めの焼酎。
安くて、簡単に酔えるお酒が人気だそうです。
そして度数高めの第3のビール復活
てなわけで、酒税改正法以降、第3のビールでさえ苦戦を強いられ、それまで第3のビールをこよなく愛していた方々は焼酎に流れていきました。
しかもアルコール度数高め。第3のビールよりも圧倒的に安く、しかもすぐ酔えるという訳です。
という訳で、焼酎に流れた消費者を取り戻そうと、度数高め、ストロング系のビールが各社から再び一斉に発売されることとなったのです。
アルコール度数8%って、それってビールなの?と疑問に感じる商品もありますが・・・
周りのお友達もその傾向が強いですね。お家での晩酌は一杯目はビールで、2杯目は氷結。とにかくお酒代を節約しようと涙ぐましい努力をしている人が多いですから。
すぐ酔えるというニーズ
焼酎に流れるのも、100円を切る価格が魅力というのはあったと思います。
ただ次第に、価格以外の何かを魅力となったら、すぐに酔えるに行き着いたんでしょうね。
次のトレンドは美味しく酔えるというトレンドが来るのでは?翌日残らないのは、ちょい高めのの焼酎ですからね。今後そこが争点になってくるかもしれません。