まさかのチョコフレーク終売
馴染みの深いチョコフレーク終売を新聞で見てどこか寂しさを感じるのは団塊ジュニア世代の性と言ってもいいでしょう。
他にも当時斬新なパッケージでイケてる感のあったキスミントやスナック菓子の王者とも言えるカール チーズ味と最近やたらと目につくロングセラーお菓子の終売が目につきます。
原因はスマホ?
終売の理由は、手が汚れるからと報じられています。
スマホをしながらチョコフレークを食べると手にチョコがつきそれが敬遠されたとのこと。
こんな所にもスマホの影響があるのかと驚きましたが、原因は他にもあるようです。
定番がゆえのジレンマ
ロングセラー商品の宿命とでも言いましょうか、時代の変化に合わせて味を微妙に変化させるというのはよく聞く話。
ビールなどでは、ちょいちょい味のマイナーチェンジを繰り返し、成功を収めています。
ところが定番商品ともなると、そう簡単に味を変えることができない。それまでのファンが離れていく可能性もありますし・・・
POS至上主義
それとPOSで売上が明確になったというのも一因。
それまでは定番商品を置くことで客引きができていたものの、POS普及後は売れ筋商品のみ棚に置かれる。それまで年功序列に甘んじてきたロングセラー商品も、実力主義の世界で戦うこととなり、時代にマッチした新商品の前にひれ伏すといった感じになったのでしょう。
模倣品にも苦慮
チョコフレークも昔から、似たような商品が出ていました。
本家よりもちょっとミルキー感がないものの、小学生の味覚を満たすには十分。
値段も安かったこともあり、ウチではチョコフレークよりも、模倣品の方が好んで買われていました。
工場の老朽化も一因
チョコフレークの生産ラインも老朽化が進み、改修するか否かという状況でしたが、改修費をペイできないという判断から、終売に至りました。
これが終売の決定打だと思いますね。
投資に見合う見返りがなければ、延命させても赤字を垂れ流すだけですから、正しい判断だったと思います。
スマホ向け商品が肝?
お菓子を食べるシーンがスマホをしながらに変容した今、各社もそれを意識した取り組みがこれから増えていくのではないでしょうか。
ポテトチップス用のトングを開発したのは、その現れでしょう。
手を汚したくないというのは、スマホに限らず僕もずーと思っていた悩みですからね。
それと片手で食べられる。袋ごと口に持ってきて食べる。あれがスムーズにできるようにしてくれると大変助かります。手も汚れませんし。
今後も定番商品が終売する可能性もあり、どこか寂しい気がしてなりませんでした。