ロッテのビジネスモデルは学ぶべき点がたくさん

えっ、日本企業じゃないの?

小さい頃から馴染み深いロッテ。ガムやスナック菓子などなどてっきり日本企業かと思っていたら実は韓国の企業だったんですね。

まずは日本で事業を起こす

そもそもロッテの創設は日本。その後、日韓の国交復活により韓国でも事業を開始。

ので、日本企業と間違えてしまうのでしょう。

創設時期は戦後直後。日本全国でアメリカ人がわんさか。

これを勝機と見た創業者の重光さんはチューインガムの生産に乗り出し、この読みはズバリ的中。

競合他社が追随するも、今では当たり前の辛口・スッキリのミントガムを発売し、大人向け市場を創出。

さらにライバルを引き離す結果となり、ロッテガムの地位を不動のものにしたのです。

故郷に帰りさらに拡大

日韓の国交が正常化するや、今度は韓国に進出。とは言え、生まれ故郷なので凱旋とでもいいましょうか。

日本の成功モデルを韓国でも展開し、これまた成功。

その戦略が日本でヒットした、成功した商品を韓国でも展開するという時間差戦略。

これが見事にはまり、韓国財閥5位の地位を揺るぎないものとしました。

素直に学ぶスタンスが素晴らしい

その戦略を推進する上で素晴らしいと思ったのが学ぶというスタンス。

大きな成功を収めると人の意見には耳を傾けなくなりがちですが、百貨店を韓国で開業する際は、日本人に指導を仰いだとのこと。

となると、ロッテリア、遊園地、球団運営なども、日本人に指導を仰ぎながら成功させていっったのでしょう。

御家騒動も収束したんじゃん

創業者の先日お亡くなりになりましたが、日本でも大きく報じられるなど日本に与えた影響も大きかったのでしょう。

日韓両国の政財界とも懇意にされていたとのことですし・・・

そんな偉大すぎる父をもつ子供はささぞ大変だったことでしょう。

これまでは弟が韓国、兄が日本と2頭体制っぽい感じがしましたが、兄が会長にしりぞくことでこの関係もかなりスッキリしました。

大塚家具の御家騒動を見るに同族経営というのは世代後退交代時に何かと一悶着あり、ロッテもご多分にもれずそうでしたが、おさまる所におさまって良かった気がします。

創業家の方の偉業を後世に残すためにも、さらなる成長をロッテには期待したいです。

シニア向けボケ解消ガムといった新たな市場向け製品の登場も期待したいです。

とにもかくにもイノベーション企業であり続けてほしいと切に願うばかりです。

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