すき家の「なべの乱」
初めて目にしたのが、2chの記事。あちらこちらですき家が休業状態で大変なことになっていると大騒ぎしてました。
しばらくすると連日、新聞でも報道され、原因はバイト君の反乱。ワンオペでヒィヒィ何とかお店を回しているのに、仕込みに時間のかかるなべ商品を投入したものだから、バイト君の怒りが爆発。お店をやめる人が続出し、休業せざるを得ない状況に陥ってしまったのです。
進む正社員化
てな訳で、バイト君に頼るビジネスモデルは限界ということもあり、バイト・契約社員の正社員化があちらこちらで進んでいます。
特に労働集約型モデルに、その傾向が顕著。
すかいらーく、和民、イケア、ユニクロなどは正社員化を進めていますね。他にも日本郵政や全日本空輸などなど。
人件費は上がるけど、少しでも長く働いてもらった方が一人ひとりの生産性も上がり、却って人を増やさずに済む。それに加えて、人が集まらない状況なので募集費用の削減も期待できる。
そんな企業側の窮状が垣間見られます。
このまま続くか、売り手市場
一昔前では、雇い側が強く雇われる側は従わざるを得ない状況でしたが、今は景気が良いのか、雇われ側の方が、立場的には強い感じ。
この先、労働人口も減るし、その傾向は強くなると思います。
シニア、外国人労働者、主婦
てな訳で、不足した労働力を、シニア、主婦、そして外国人で補おうという動きが活発。コンビニのレジでは中国人らしき人をよく見かけますし、主婦層も銀行に行けば、らしき人が接客をしている。残るはシニア層。
以前の記事でも触れましたが、この先、シニアも貴重な戦力としてカウントされる日が来るはず。人材派遣にシニア枠なるものが出現すると、この国も働きやすい国になるのかなと思った次第です
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