まだまだ勢いのある太陽光発電
電力買取制度で優遇れていた太陽光発電。「これはお金になる」と敏感な商売人が大量に参入したものだから、九州では順番待ちというとんでもない事態を招きました。
その後改正再生可能エネルギー特別措置法(FIT法)で、買い取り金額は昔に比べ下がり、あまり旨味のある商売ではなくなりました。
当初の勢いは無いものの、それでも新たに太陽光発電を建設するのをよく目にすることからまだまだ商売になると思う方々が多いのでしょう。
自然エネルギーと言えば
エネルギーを大別すると原子力、火力、水力、風力、太陽光。CO2は排出が少ないと言われる水力、風力、太陽光は自然エネルギーは環境負荷軽減に寄与することで、良いエネルギーと見られています。
で、この自然エネルギーの中で太陽光の影に隠れてジリジリと普及しているのが風力発電
国内では沿岸沿いや山の頂上付近に建設されています。
で、今回のお話は海の中に建設する洋上風力発電のお話。
陸に比べて風力が安定しているということで、ここ最近建設ラッシュが続いています。
余裕で目標達成
現在計画されているのが秋田県の洋上に建設が予定されている洋上風力発電は、国内最大級の56kW。
現状が6万kWだから、およそ9倍の規模。合わせて60万kWになります。
ちなみに経済産業省が発表した長期エネルギー需給見通しでの洋上風力発電が82万KW。
この数字2030年度の予想ながら、かなり前倒しでこの数字は達成できそう。さらにこの予想値を上回る勢い。
太陽光発電を合せた自然エネルギーが全体の約20-24%ですから、これもさらに増える可能性があります。
電力需要は減少傾向
少子化の影響なのか、はたまた節電意識の高まりなのか昔に比べると電力の需要は減っているとのこと。
恐らく需要もピーク時の需要を見込んでの、この長期エネルギー需給見通しですから、火力、原子力の需要も減ることが想定されます。
どうなる原子力発電
この将来の需要見込で、原子力も自然エネルギーと同じ20-24%と見られていますが、こちらは自然エネルギーとは異なり、予測値よりも減るんではと言われています。
現在稼働しているのは、九州電力の川内原発と四国電力の伊方原発。他は未だ停止状態。再稼働に向けて調整はしているものの、時間がかかればこの度は廃炉しなければならない原発も出てくる。かといって新しい原発をそう簡単に建設するのも難しい。
となってくると、原子力の減少分を自然エネルギーが補うようになってくるのかなと。
家庭でも自給自足のお家が人気を集めているし、この先どのような暮らしの変化が起きるのか楽しみでなりません。