漁業大国、ノルウェはかなり先を行っている

10年で輸出額3倍

北欧のノルウェと言えばサーモン位しか知識のない僕にとっては、今回のネタはさもありなんといった感じ。

漁業輸出額が世界NO.2。1位の座は中国に譲るものの、この10年で輸出額3倍と成長著しい。

その強さは官民一体による所が大きい。民間と言っても、日本のような小規模漁業ではなく企業ががっつり入り込んで漁業を事業としてきっちり展開しています。

サーモン

とにかくテクノロジーありき

漁獲と養殖に分けて見ると養殖の伸びがとてつもなく高く、この分野にかなり力を入れていることが伺えます。

例えば養殖管理では、直径約60mの半端ないでかさのいけすに約100匹のサーモンを飼育しており、なんと管理しているのは2人だけという徹底的な効率化を成功させています。

肝は餌を上げる量とタイミング。これを様々なデータから、最適な量とタイミングを割り出しているとか。

これを、その世界では飼育要求率と呼んでいるのですが、一般的に豚が3、マグロ養殖が15と言われ、この数値が低ければコストも下げられ、よしとされています。

サーモン

ノルウェーのこの民間会社の場合、1強という脅威的な数字でサーモンを飼育しているとか。とてつもない効率化に成功しています。

このようなテクノロジーも国の支援があってこそ。ただし、支援するにも最新設備を所有していないとペケなようで、誰もが支援を受けられわけではありません。

ハードルは高いけれど、支援をとりつけるために企業としては最新設備を優先することとなり、良き循環がなされている感じがします。

サーモン

乱獲防止も徹底

漁業衰退の原因の一つとも言われる乱獲。まだ成長していないのに稚魚の状態で獲ってしまうものだから、どんどん魚が少なくなってしまう。

この点もノルウェーでは早くから手を打っており、船の大きさなどに応じて漁獲量を決めています。

こうすることで、量よりも質重視となり、より油の乗った魚を捕るという意識になるわけです。

また国で一元管理していますから、ある魚が成長が弱い時は、漁獲量を0にするなど、大胆な判断をすることもあります。

将来を見据え、漁獲量をコントロールする。世界中がこれをしてくれれば、絶滅危惧種なる魚はでてこなくなると思うのですが・・・

サーモン

漁業は成長分野?

農業と並んで、衰退の一途を辿る漁業ですが、ノルウェにならって国がもう少し関与して、かつ漁業の大規模化をして官民一体となって取り組めば、昔のような漁業に強い日本が復活するとは思うのですが、色々としがらみがあって、できないのでしょう。

残念でなりません・・・