昔は地元ではモテモテ職業だったとは
地銀と言えば街の頼りになる融資先ということで重宝されていました。
地域経済界隈では地銀に勤めているといえば、一目置かれたとうのこと
いつかはお金を借りる相手になるかもしれないので、心証を悪くしたらもともこうもありませんからね。
けど、そんな地銀も日銀の異次元緩和で今や黒字の地銀の方が少数派となるなど厳しい環境に追い込まれています。
異次元緩和で疲弊しまくり
マイナス金利のおかげで、銀行間の融資争いが激しくなり、体力のある大手銀行までもが、地銀マターの仕事を取りに来るものだから、さぁ大変。
地銀も合従連衡を繰り返し、何とか生き残るために必死です。
頼みの融資も断れるとは・・・
単純にお金を貸すのではなく、融資先企業同士の集まる会合を開いたりなど、ある意味、仕事の斡旋もしててきた地銀
ある意味、マッチング業務的なこともしてきたのですから、融資を受ける企業にとってはありがたい話。
経営にも口を出してくるというのもわかる気がします。
ところがこの電化の宝刀も使えなくなってきたというのだから、益々厳しさを増しているいます。
あるITベンチャーは仕事について相談したところ、あまりにもちんぷんかんぷんの回答で、話が噛み合わない。
呆れたベンチャーの社長さんは融資をお断りしたとのこと。
融資先の仕事内容まで把握しないと融資を受けてくれないとは益々、ハードルが上がっている気がします。
時価総額250億円しばりに驚愕
さらに東証からも地銀にとっては衝撃的ニュースが発表されました。
時価総額250億円は東証一部から強制退場というもの。
東証の言い分としては、あまりにも1部上場企業が増えすぎて、投資家から市場区分がわかりづらいという声があがっています。
てなわけで、時価総額250億円を下回る企業には退場してもらおうと検討中だとのこと。
現在、この条件に該当して戦々恐々しているのが16行もおり、どこも戦々恐々だとか。
pそれにしても時価総額250億円以上って、ハードル高すぎって感じはしますが・・・頑張れ地銀としか言えない
この東証1部というのが、地銀にとってはある種のステータスになっており、これがあるとないとでは大きく変わってくるとか。
特に人材獲得にとっては、如実にあらわれているというのですから、困ったものです。
弱り目に祟り目とはまさにこのこと。いつ復活の兆しが来るのか。やはり合併にしか生き残る道はないのかなと。
地域コンサルを失う危機でもあり、地銀には頑張ってほしいものです。