仮想通貨バブル終焉。NVIDIA撤退

ビットコインIT業界

仮想通貨のマイニングとは

マイニングとは取引記録の改ざんを防止する処理に必要な暗号を解読することで、他の人よりも早く暗号を解読すると、新規発行される仮想通貨が手に入ります

んで、マイナーする人が増えれば増えるほど、仮想通貨の価格は高騰するという仕組み。

で、マイナーは、他人よりも早く採掘すべく、高性能コンピューターを使用するようになり、NVIDIAのGPUはマイナーのスピードアップには必要不可欠なパーツということで、売れに売れまくっていたのです。

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GPUの需要に変化

マイナー用に開発・販売されたGPUは16年ー17年にかけて売れに売れまくり、NVIDIAも我が世の春を謳歌。時を同じくして仮想通貨バブルも起きていた時期です。

それが18年に入ると需要は急減。同社の株価も急落する騒ぎにまで発展しました。

この状況を受け、NVIDIAのCEOは2019年1月のCESにて、「仮想通貨は二度と買うな」と演説。マイニング用GPUの生産終了を発表したのです。

この見切りの早さは素晴らしいですね。どこかで、もう少し待てば好転するだろうと思いがちですが、そのような甘い考えをスパッと断ち切っているのですから。

半導体

マイナー用GPU撤退の理由は?

これまでは高性能コンピューターが必要だったマイナー作業。かなりのコストもかかりますが、価格が高騰していただけにペイできていました。

ところが、仮想通貨価格の下落に伴い、足が出るようになり、多くのマイナーは、この仕事から足を洗うようになりました。

プレーヤーが少なくなれば、価格はもっと下がってしまう負のスパイラルを招き、高性能コンピューター、つまりNVIDIAのGPUも必要なくなたきたわけです。

ので、需要もない所で商売するのは非合理的。てなわけで撤退を決めたのでしょう。

NVIDIAの他にも被害者が・・・

GMOインターネットも同様で、マイニング用のGPUを開発を進めていましたが、このよう状況を受け、開発を断念。

仮想通貨事業関連で特損355億円を計上することとなりました。

仮想通貨バブル崩壊

流出事件を機に、信用を失い失速した感じが否めない仮想通貨。テレビでも芸能人の多くが損した自慢をしていましたが、このまま衰退の一途を辿るのか心配でなりません。

過去にも流出事件で仮想通貨の勢いは失速しましたが、2016年頃から再盛り上がりしました。それを考えるとまた数年後には仮想通貨が再び脚光を浴びる時が来るのでは?と期待しちゃうのは僕だけでしょうか。

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