中国のアップルと期待されていましたよ
数年前、綺羅星の如く突如現れた新興の携帯会社。それがシャオミでした。
大きな宣伝を打つことなくSNSを駆使しして宣伝活動を行い、しかも販売はネットのみ。
端末のコストパフォーマンスの良さも手伝ってか短期間で爆発的ヒットを記録しました。
この報道は、日本でも大きく取り上げられれました。
このフィーバー後、ちょいと業績は振るわなかったものの、またここに来て業績も好調というのですから実力は相当なものなのでしょう。
世界の携帯販売台数ではサムスン、ファーウェイ、アップルに次ぐ4番手というのですから、凄まじい成長を遂げたと言ってもいいでしょう。
日本大手3社は見送りしたものの
この実績を持ってすれば引く手あまたかと思いきや、大手3キャリアは静観と言ってもいい態度を貫き大手3キャリは取り扱いを見送り。
恐らく格安スマホからの販売が中心になってくると思います。
ファーウェイ問題などもありますし、中国製と聞くと敏感に反応する世の声が気になるのでしょう。
加えてセット販売が禁止され、利益幅の大きい商品を優先する動きも見送りの一つとも言われています。
肩の力が抜けた日本上陸
そんな日本の対応は既に折込済みだったのか、中の人の会見コメントも売ったるでといった意気込みはあまり感じられず、粛々と売っていきますといったスタンス。
というのも、シャオミは携帯メーカーから総合家電メーカーへの成長過渡期でもあるんです。
携帯会社からの家電総合メーカーへ
シャオミの端末発表記者会見で一緒に登場したのが炊飯器。シャオミ製のスマホと連携することで外からの操作にも対応できるというもの。
この手のいわゆるIot型家電をここ数年でいくつも開発していたのです。
しかも全てを自社開発するのではなく、Iot型家電のスタートアップ企業と提携して短期間で家電メーカーの道を開いたのです。
提携する会社は300社近くもあり、今後、炊飯器のみならず、スマートスピーカー、冷蔵庫、洗濯機など商品ラインナップも増やしていくことでしょう。
存在感を示せるか、シャオミ
シャオミの見ている方向はAmazonやパナソニック、シャープなどのお家まるごとIotを狙う会社との競争になってくるんでしょうね。
携帯はあくまでもそれらを操作するリモコンであって、そこを起点にしてIot家電を広めていく。
そこがパナソニック、Amazonにはない強みではないでしょうか。
個人的にはメーカーを問わず自由にIot家電を使える環境が望ましいのですが・・・