トンネルの中でも通信可。これからは衛星通信

衛星通信IT業界

北海道新幹線の開通に一役

2030年に開通する北海道新幹線の工事現場で衛星通信が今後導入されるとのこと。現在はトンネル工事部分では、どうしても圏外扱いとなってしまい、これが工事に支障をきたしています。

衛星通信を活用することで、トンネル内でも通話や現場映像、図面の電子データを送受信することができる。

こうして外界との繋がりが可能になったことで、工事もこれまでに比べ効率化されると期待されています。

あの話題のマスク氏が絡んでいる衛星通信

この衛星通信を提供するのが、今Twitter社のボスとして話題のマスク氏。テスラなどの自動車メーカーの顔を持つ一方、宇宙ビジネスを手掛けるスペースXのボスで、その事業の一環として衛星通信も手掛けています。

で、そのサービスを利用しているのがKDDI。北海道新幹線の工事の他にも静岡県熱海市の離島にも衛星通信を使ったサービスを展開しています。

衛星通信とは、そもそもどんな仕組み?

従来の通信網では、基地局にデータが飛び、そこからコアセンターへ。この基地局からコアセンターは光回線を使って飛んでいますが、この部分を衛星通信に賄うというもの。

光回線はどうしてもケーブルを通す必要があり、場所によってはコスト面、あるいは物理的に設置できないというものが出てきしまう。

地下奥深く、山間部、海上、上空などがそれに該当すると思われますが、これらの場所でスマホが使われるようになればかなり便利でしょう。

各社も力を入れる衛星通信

KDDIはスペースXの衛星通信スターリンクとつなぐ基地局を全国1200箇所に今後増やしていき、5Gの基盤展開率を23年度末には約9割に引き上げる目標を立てています。

大手4社の基盤展開率が2021年度で約4割ということを考えると、相当高い目標と言えます。

ちなみにドコモ、ソフトバンクも衛星通信にも力を入れている模様。

楽天は米のAST SpaceMobile社の衛星通信を活用し、24年以降にサービス開始を目指しています。

まとめ。衛星通信

自然災害などでも基地局が被災し、通信が途絶えたなんて話もよく聞きます。

てこと考えると、衛星通信は平時はもちろん有事でも活躍が期待されます。

できれば、衛星通信サービス自体を国産でまかなえればもっと良いのですがと思った次第です。

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