ZOZO買収の衝撃
これぞまさに青天の霹靂と言いましょうか、あのZOZOがYahoo傘下に仲間位入とは・・・
2019年9月、YahooがTOB(株式公開買い付け)で50.1%を上限に株式を買い付け、買収額は約4000億円。
金融関係者によれば、時価総額は過去に比べ安くなっており、プレミアムも20%で済んだということで、この買物には一定の評価をしています。
大手アパレルブランドの離反、ZOZOスーツの失敗など、度重なる失態がZOZOの価値を下げてしまったのではないでしょうか。
けど、売るまでしなくてもというのが正直な感想。もしかしたら、そこまで追い詰められるほど、業績は悪化していたのでしょう。
なるか、悲願の国内首位
良き買い物して、鼻息荒いYahoo。これまで楽天の後塵を拝してきましたが、少しは競争の土俵に上がれたのかなと。
とは言え、ZOZOの売上を足しても楽天とはまだ1兆円ほどの開きもあり、今後予定されているぺいぺいモールに期待したい所です。
最近、液晶テレビを中古で購入しましたが、その価格たるや4000円。楽天、Amazonも調べましたが、この価格以下の商品は見当たらず、個人的には買い物先としてはカウントできる存在になってきました。
親の意向が色濃く
で、今回の買収劇ですが、親会社ソフトバンクの意向がかなり働いていたようですが、この手の話、これまでも何度かありました。
直近で言えば、アスクルの運営するロハコの買収。ちょと遡ると、09年にはソフトバンク傘下の法人向けIT企業の買収や2014年のイー・アクセスの買収などがあります。
ここで気になるのが大きく捉えると、親から子への買収となり、親の意向が色濃くなって買収額が引き上げられるかもという点。
となると、損をするのは子供側。
過去に、ソフトバンク傘下のイー・アクセス買収時に、ソフトバンクが4500億円の売却益を得られるということでYahooの株主が反発したことがありました。
今後も親の意向でさらなる買収?
親としては子の価値をさらに高めるということで良かろうと思って判断したことが、株主からは反発を食らってしまう。
ZOZOの買収は外部企業ということで反発も少なかったですが、ソフトバンク傘下の売却ともなれば、また反発が起きることも必死でしょう。
ソフトバンクも今や投資会社の側面が強く、様々なスタートアップ企業に投資をしています。いつかはYahooに買ってもらおうと計画しているはずでしょう。
消費者として、メリットがあれば大歓迎なのですが・・・