インドネシア特有なの?街中キオスク
バリに旅行に行った時にいくつか不思議な点が多かった。その一つが街中キオスク。
中心部は日本さながら、有名ブランドの路面店やらコンビに、スーパーマーケットが目につくが、地方に行くと日本のキオスクみたいなこじんまりとしたお店がポツポツ。
街中キオスクが約6割。
インドネシアの小売市場の6割がこの街中キオスク。食品、日用品が所狭しと置かれ、店主はなし。声をかけると店の奥から人がめんどくさそうに出てきて、商売する気あるんか!!と突っ込みたくなる始末。
そこはさておき、この6割の市場攻略に本腰を入れ始めたのが花王。
マンダムもたしかこんな手だったような・・・
このキオスク。ショーケースなるものやら、平置きに陳列されてるもの、それと小分けにされた商品が帯状につながり、あちらこちらにぶら下がっている。
んで、この小分けパック化して、瞬く間に市場に広がったのが、マンダム。この手法を花王も取り入れ、1回の洗剤を小分け。
キオスク攻略部隊出陣
キヨスク攻略部隊を編成し、各地のキオスクに「商品置いてよ」と交渉し、成立すれば天井に小分けパックをセットし、お金をもらって後を去る。一度訪問したキオスクは訪れないといった手法。しかも人件費を考えると大赤字
点火戦術。
この狙いは、卸を介さず消費者に直接売り込み、消費者のコレイイの声に火をつけるというもの。一度、火がつけば、リピーターとなり、売れに売れればキオスクのおばちゃんも仕入れなければまずい。んで、また商品がキオスクの店先に並び、行く行くはヒット商品へと成長するのかと
日本にも入れてみては
新商品を開発しても、販路を確保しなければ話にならない。コンビニ優位の時代に、どのように商品をヒットさせるか、その一つのヒントになるのかと。色々と障害はあるけれど、消費者の購買意欲に火をつけて、お店に仕入れを余儀なくさせるってのは、アリだと思う。
日経ビジネス NO.1761
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