コンビニ客単価600円説

コンビニ流通業界

コンビニでのお買い物と言えば

週に1-2回しかコンビニに通わず、朝ごはんのおにぎりと飲み物を買う位。となると合計で500円以下になり、そう考えると一般的な客単価が600円ということとなると、お店にとってはあまり美味しいお客とは言えないでしょう。

そもそも、500円以上の買い物となるとコンビニよりもむしろスーパーに足が向いてしまいます。弁当も恐ろしいほどに安いでし、ドリンクだってとてつもなく安い。

そんな嗜好の人が増えてきたのではというのが、今回のお話です。

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一般的な客単価は600円

コンビニでは客単価600円台をいかに突破することが課題のようで、あの手この手で販促売ってます。

例えばローソンが8月から始めた欅坂46がらみキャンペーン。700円以上の購入でくじ1枚がもらえるというものであったり、ファミリーマートであれば、ファミチキの販売に力を入れたりと各社知恵を絞って客単価アップの施策をバンバン打っています。

これらの施策が功を奏し、セブンイレブン、ファミマでは、7月まで全ての月で対前年比超えを達成しました。

ところが客単価はアップしたものの客数は減少傾向。

この結果が売上にも大きく影響し、2018年1-7月の売上は対前年を超えた月がないという状況が続いています。

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客はどこに逃げた

特に都市部では、この傾向が強くそれまでコンビニを利用した客は、ドラッグストア小型スーパーなどに逃げているとのこと。

ドラッグストアは近年、食品にも力を入れておりコンビニよりも安い。品揃えを強化し価格で勝負となるとコンビニにとっては分が悪いと言えます。

小型スーパーも同様。イオン系のまいばすけっとも、小スペースという利便性が受けてかこちらも好調。スーパーならではの安さを武器に、さらに出店数を増やすというのですから、コンビニとっては脅威とも言えます。

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恐るべしコンビニ包囲網

このようにコンビニ包囲網が出来上がりつつある今、同業他社との競争の他にも他業種との競争も強いられ苦戦がしばらく続きそうな予感のコンビニ

他業種との競争では価格面だけが取り上げられがちですが、コンビニには魅力的なPB商品があります。

コンビニでしか手に入らないあれです。価格も何気に安く、かつスーパーに売っていないものばかり。

この辺りが認知されてくるとまたコンビニに人が戻ってくる気がするのですが。

特に中食用のおかず系PB商品は価格も安く、スーパーにはありませんからね。

頑張れコンビニ

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