立て続けにクラスター発生
2021年7月30日、阪神梅田本店でクラスターが発生し、全館休業となり、続いて阪神うめだ本店でもクラスターが発生。今度は所変わって東京。伊勢丹新宿店がこれまたクラスターが発生しました。
食品売場だけ、もしくは生活用品売り場だけとコロナ禍で何かと苦境に立たされていた百貨店業界。検温や消毒作業を徹底しているのになぜという声が上がっています。
一方のスーパーでクラスターが発生するというニュースにはあまり耳にしません。
量り売りなど対話が要因か
百貨店の食品売場とスーパーの違いはといえば、対面販売の多さにあるという声も。百貨店ならではの量り売り。そのサービス自体はお客にとっては喜ばしいサービスですが、これが感染を引き起こすきっかけになっていたりとも言われています。
出入りの激しい百貨店
他にも、外部スタッフの多さが指摘されています。スタッフのほとんどはメーカの人であったり、外部の契約スタッフなどであったり、スーパーのようにパートさんで構成される人員と異なり幅があるんでしょう。
ある意味、人流が多いと言ってもいいでしょうね。
バックヤードがもろいという声も
またバークヤードで感染が広がるのではという声も。スタッフの更衣室がせまい上、食堂などで3人以上でお弁当を囲んで談笑する姿をよく見かけるとか。
スーパーであれば、食事をお店で取るという機会もあるかと思いますが、百貨店ほどではないでしょう。
気になるワクチン接種率は?
とりあえず自社スタッフだけでもワクチン接種ということで、三越伊勢丹では5000人いるスタッフの半数弱が1回目の接種を終えたとのこと。
となると、パートさんやら外部スタッフの接種は相当先になりそう。自治体の実施する接種も予約でパンパン。そう簡単に接種できない。頼みの綱は職域の接種ですが、この状況では相当先になるこでしょう。
受難続きの百貨店
2020年はどこも赤字に沈んだ百貨店業界。2021年はさらに赤字が進むのではとも言われています。
オリンピック開催でインバウンド需要増と明るい未来かと思っていたのに、一転赤字に見舞われ、中の人は相当苦しい状況ででしょう。
とにもかくにもこの難局を乗り越えていただきたいものです。日本の景気動向で真っ先に数字の上がる百貨店。ある意味、日本経済の縮図とも言えます。
百貨店が元気をとりもどした時、日本のコロナ感染も一旦落ち着いたことになるのでしょう。そうゆう意味でも、今は何かと大変でしょうが、頑張って欲しいと思います。