百貨店がショッピングセンターに衣替え。高島屋

百貨店Blog 反省

そもそも百貨店とは

ショッピングセンターと百貨店の違いはと言えば、庶民とお金持ちという認識。

ショッピングセンターの代表格と言えばイトーヨーカドーやイオン。百貨店では三越や高島屋と言ったところでしょうか。

厳しい百貨店業界

あまたの小売業がある中で、どこも厳しいでしょうが、とりわけ話題の中心になるのは百貨店。

地方を中心に続々と閉鎖に追い込まれています。市場規模もこの10年で2割に縮小したとのこと。

郊外店は訪日外国人で多少は潤っていますが全体で見るとイマイチ元気がありません。

百貨店

高島屋もご多分に漏れず

百貨店と代表格とも言える高島屋。その総本山とも言うべき日本橋店が日本橋高島屋ショッピングせーたんーと生まれ変わります。

というのも、08年2月期から18年2月期までに売上高は16%減少。

日本橋店は国の重要文化財に指定されるほど歴史あるお店。なのに・・・。

背に腹は代えられないのでしょう。

遠い昔、懐が潤っていた時は必ずと言っていいほど、スーツは高島屋の日本橋店で買っていただけに、ちょっと寂しい感じもしますが・・・

百貨店

新生高島屋は

コンセプトは、地域の共生。つまり、近隣の住民を相手に商売をしていくというもの。このコンセプト、日本橋店に限った話ではなく高島屋が進めているまちづくり戦略の一環。玉川高島屋、流山おおかたかの森ショッピングセンターもこのコンセプトに沿った店作りがなされています。

百貨店本来の遠方からの客を相手に集客するスタイルから大きく変換したと言ってもいいでしょう。

気になるのは、日本橋周辺に人が住んでいるかという素朴な疑問。商圏がある意味、狭くなるので厳しいのではと思いましたが、ビジネスパーソンも相手に商売ということであれば話は別。

百貨店

テナント型の商売

商売の仕方もショッピングセンター化することで、テナントを数多く入れて商売するというどちらかと言うと不動産業にシフトした形。イオンも確かこの手の商売だったような気がします。

ビジネスパーソン狙いで、テナント115店のうち約4割を飲食店に。

都内で人気のベーカリーやハンバーガー店などをの誘致に成功したとか。

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近隣には競合だらけ

周辺には長年のライバル、三越がおり、また新参者のコレド日本橋もいて、激しい競争が予想される日本橋界隈。

仮に高島屋が成功するようなことになれば、都内の百貨店も雪崩のごとく追従して、百貨店みな、ショッピングセンター化が起きるかもしれませんね。

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