無人レジ。セブンイレブン
業界の盟主、セブンイレブンが、無人レジ決済店舗をオープンしました。
まずは実験的にクローズド環境における運用にはなりますが、大きな進歩です。NECグループが多く入居する社員向けのコンビニで、まずは顔写真を撮って登録。んで、買い物を済ませて自分でバーコードリーダーに商品を読み込ませて決済完了。他に顔認証で決済終了というパターンも。
支払いはお給料から天引きされる仕組み。これならランチ時の混み合う時間帯でもスイスイで買い物ができちゃいますね。
外部の人間が多く出入りする一般の店舗では支払い機関とのヒモ付などの煩雑さもあり、導入はまだ厳しい所はありますが、この手の社員向け店舗などクローズドの環境で店舗数を増やし、ノウハウを蓄積後一般店舗にも拡大していくのでしょう。
RFIDタグのローソン
かなり昔から導入が期待されているRFタグによる商品決済。
アパレル業界では導入が進んでいますが、コンビニはまだまだ。というのもRFタグの単価が1個10円前後というのがネック。
しかも、このタグを誰が貼るかという問題も。メーカー側が貼るとなるとそれはそれで負担も高まりますし、ましてや売価に転嫁するなんてコストに厳しいコンビニでは無理な話。
当面は既に一部店舗で導入が進む無人レジで人手不足の解消を狙うのが現実的でしょう。
Amazon GOが非現実的
一般のお客さんを相手にいちはやく無人化店舗をオープンしたAmazon。その仕組は何百ものカメラやセンサーを使ったものですが、日本のコンビニ業界の人に言わせればコスト高で現実的ではないと一蹴。
Amazonもコスト高は承知済み。今後導入店舗を増やしていく中で、コストダウンの策を練っていくと思われますね。
外食産業でもあの手この手
スターバックスも人手不足対策として、キャッシュレス決済を推進している企業の一つに挙げられます。
現在、キャッシュレス比率は全体の1/4程度。この比率を高めるべく、先頃LINE Payが使えるようにしたり、2019年春には、キャッシュレス決済サービスをさらに広げていく模様。
例えば店舗の場所と引取時間をアプリで事前に通知しておけば、並ばずして商品を引き取れるというもの。
決済はアプリ上で既に完結しているので、本当の意味でもスイスイが実現できちゃうわけです。
まとめ
人手不足解消に各社様々な手法で取り組んでいますが、結果的にお客にとっても時間短縮につながり双方の得に繋がっているというのが良い点。
さらにこの動きが拡大して益々便利になって欲しいものです。