7pay9月末終了の衝撃
世間を騒がせた7pay。不正利用が発覚し新規登録をひとまず停止し、セキュリティを強化した後、再スタートするだろと今か今かと心待ちにしていたのに結果はまさかのサービス停止
バーコード決済真っ盛りの中、この選択には潔い感じに映り、個人的には残念ながらも好印象を持ちました。
本格的な対策に1年近く
不正利用発覚後、アカウントの二重チェック等を行いセキュリティ強化を図り、すぐにでもサービス再開と思われましたが、そんな付け焼き刃対策では、不正利用の再発を防げそうにもなく、本格的な対策には半年から1年ほどかかるというもの。
再開となると世間の見る目も厳しくハードルは上がる一方。それに応えるとなると、システムの根幹からいじくらないと十分な対策とならなかったのでしょう。
ブランド毀損は避けたい
現在は支払いのみで入金は不可の状態ですが、この状態をダラダラ続けるとなると、セブンイレブンのブランドイメージを著しく損なう
これ以上、傷口を広げるならば、延命するのではなく廃止にした方がダメージを最小限に抑えられると判断したのでしょう。
7pay導入後は、豊富な購買データを元に商品開発やらキャンペーンなどに利用し、さらなる売上拡大を狙っていたのに、その夢さえきっぱりと諦める。苦渋の選択だったのでしょう。
関係者の悲痛・・・
セブンイレブンもそうですが、このサービスに携わった取引先もかなりのダメージでしょう。
システム開発会社しかり、広告代理店、コンサル会社などなど。予定していた関連売上が全て吹っ飛ぶことになるのですから、ダメージは相当なもの。
セカンドチャンスはあるかも
とは言え、この開発で得たノウハウはかけがえのない財産。これを利用しない手ははないのかなと。
セキュリティを強化したシステム開発に1年というならば、この1年じっくり開発に力を入れるのも手かなと。
10%の消費税導入で競合他社も色々と大変なことでしょう。それらを学ぶ期間と割り切れ、システム開発にフィードバックしたら、競合他社よりも優れたシステムを開発できるのでは。
再参入に含みを持たせた会見でもあったので、ぜひとも復活してほしい。
競合他社の狩場に?
7payが廃止になったことで、セブンイレブンでは競合他社のLINE Pay、メルペイ、ペイペイのキャンペーンが真っ盛り。
7月に続き、8月にも3社合同キャンペーンをしている所を見ると、セブンイレブンにとってのご贔屓、3人衆といった感じです。
当然購買データなどの提供も条件として盛り込まれていることでしょう。
現状は、他社のふんどしで相撲を取る形になりますが、復活に向けた良き肥やしになることは間違いなし。
これを有効に使いぜひとも7pay復活を叶えてほしいっす。