売上高NO.1企業だけど
海の向こうの小売のNO.1企業、ウォールマートが苦境に立たされているというのが今回の記事のネタです。
苦境というのはちょいと大げさですが、2016年1月期の売上高が0.7%の減収。一方、目下、ライバルとされているamazonが、20%以上の伸びを続けています。
このままの勢いで行けば、いつか巨像が蟻に倒される日も現実味を帯びてきます。
伸びしろのある食品・飲料市場
米国におけるECの比率は8%とまだまだ規模は小さい。ウチ食品・飲料が4%。が、20年後の2036年には18%に伸びとい言われています。
既にamazonはこの分野に進出しおり、2019年頃にはトップ10入もする射程圏内とまで言われています。
てなわけで、ウォールマートはただただ手をこまねいる訳にも行かず、EC分野にもチカラを入れはじめました。
取扱品目を1000万点に拡大
それまで外部に委託していたECのシステム開発などを内製化。スタッフも増強して、迅速に対応できる体制を構築。
取扱品目をそれまでの200万から、5倍の1000万に拡大。
レコメンド機能も大幅に改善しました。
リアルでおサービス改善
EC強化に加え、リアル店舗における改善も推進中。
ドライブスルーであったり、無人レジであったり、引き渡しサービスなどなど。それまでの価格価値から、時間節約価値を提供する所に重きを置いている点がミソ。
ネットにはあって、リアルにはない点は、まさに、この時間節約なんです。
そこに気づき、実行に即映るというのはさすがNO.1企業ならではと言えます。
世界に目を転じれば・・・
今回のEC強化は何も米国に限った話ではありません。
グローバルに展開するウォールマートでは、進出国によってはECが強さを発揮する市場があります。その際の攻略の武器として、ECを強化するのは理にかなっている。
amazonの次はアリババか
中でも、今後苦戦が強いられるのが中国。
ECの売上高が近年、鬼の勢いで伸びています。
それに併せて、EC各社が力をいれています。
最大手のアリババは地方にも商品引渡し所なるものを多数作り、地方部からの需要にもしっかりと応えていく体制を整えています。
ラスト・ワンマイル問題もこれならクリアできるでしょう。
ウォールマートとアリババのガチンコ対決も、近い将来起き得ることは十分想像できます。
向かう所の敵なしと思われたウォールマートですが、技術の進歩でその座を奪われるかもしれない。
いかにネットというツールが、半端ない破壊力を持っているかに改めて気づかれまいた。