手紙の持つパワーを実感「めぐり逢わせのお弁当」

インドのお弁当配達システムがすごい

インドの暮らしも垣間見られるこの作品。このお弁当システムを知らないとチンプンカンプンなので簡単に

日本に当てはめると、かみさんの作った愛妻弁当を旦那のオフィスのしかもデスクまで配達してくれるという弁当システムがあります。バケツリレーのごとくバイク便から宅配便、そしてビルの弁当スタッフへと次から次へとお弁当が人の手を介し、運ばれます。

めぐり逢わせのお弁当

ならば、お弁当の他にも携帯を自宅に忘れた日には、その便にのせてもらったりできる訳です。これは世界に誇れるシステムです。

が、この物語はこのシステムが誤配して、話が展開され、究極の恋愛ドラマが展開されます

インドってこうなの?

インドの愛妻弁当がまぁ、手が混んでいて、前日の残り物ではなくお弁当用に料理しています。日本のご重箱みたいな入れ物に、確実にナンは入っていますが、彩り豊かなおかずの数々。

あれなら、お昼時間がさぞ楽しみでしょう。

旦那へのお弁当がなぜか定年間近のおっさんの所に

お弁当の誤配によって展開するこの物語。旦那に作ってあげたお弁当が間違って定年間近のおっさんに。が、お互いに惹かれ合う所があり、業者には特にクレームをつけるわけでもなく文通が始まります。

最初はお弁当の話題だったものおの、そのウチ、身の上話の相談、趣味の話などに話題が広がります。メールとは違い、相手の筆跡のわかる手紙、そしてお弁当を分けて今日はどんな手紙なんだろうという楽しみの時間がお互いを思う気持ちがどんどん強くなったのではと思います。 めぐり逢わせのお弁当

これLINEだと興ざめかも

このお互いのやりとりが手紙というのがミソ。LINEですと行間を読むといこともできませんし、想像力も含まらない。カンタンな恋は深みがない。結果長続きしないって、小山薫堂さんはうまいこと言うなと関心しました。

まさしく、この映画の肝部分でアナログならではの面倒と思われ所も、それはそれで味わい深いものであり、恋愛には特に必要なんだなとこの映画を見てつづく思いました。

めぐり逢わせのお弁当

最後はどうなる

文通し合っていると、いつしか実際に会ってみたいと思うもの。この映画も落ち着くところはそこなんですが、最後までは描かれていません。あとは観る人の想像にお任せしますといった感じです。

それと最後まで顔出しのなかったアパートの上のおばちゃん。女性に調味料を指入入れシたり、味を指南したり。時には恋愛のアドバイスをしたり。

役どころとして、欠かせない存在だったのに結局は声だけの出演。想像するに相当な面倒見のいいおばあちゃんの気がします。