復讐の意味を考えさせられる「復讐のトリック」

復讐のトリックアジア映画

出会いはナンパです。

タクシー代を立て替えたことがきっかけで知り合った2人。女性の方は最初こそ警戒はしていたものの彼の誠実な接し方に触れ次第に彼に惹かれていき、二人はおつきあいすることに。

加えて仕事上でもパートナーともなり、トントン拍子でゴールイン。

マジックショーも好評でショーを開けばいっつも満員。

まさに人生のピークを迎えていたのに、そう幸せ期間は長く続かず、人生最高の不幸が彼を襲います。

それが彼女の死。手がかりとしては彼女が口にしていたオカモトという日本人。

彼女の死をきっかけに、彼の長ーい、長ーい復讐計画が始まるのでした。

復讐のトリック

オカモトって誰

彼女の知り合いに聞き込みをしていく中で、オカモトという日本人の情報と言えば語学が堪能ということだけ。

それとオカモトは大量の偽札を使用しており、燃やすと緑の炎が立ち上がる

この限られた情報で、彼のオカモト探しがはじまります。

後席のマットにはドイツ語が刺繍され、それを乗車客に都度都度確認してはオカモトでないか否かを判定。

ドイツ語を読めれば、今度は手渡された紙幣を焼き緑の炎が出るかを確認。

そんな確認作業をしたからか、個人の成績は全く上がらず、借金をする始末。

会社からクビをほのめかされたりつらい日々を過ごしましたが、これも死んだ奥さんの復讐のため。

会社に頭を何度も下げて仕事をさせていただくこと3年。ようやくオカモトという男性に出会うことができたのです。

復讐のトリック

ひと思いに殺さないのが本当の復讐

緑の炎を発した紙幣を見て、ようやくオカモトなる日本人を発見

急ぎ用意した拳銃を持って彼の跡をつけたものの、もう一人の彼が、あっさりと彼を殺すのは容易い。それが本当に彼女の死に報いることができるのか

てなわけで、作戦変更をしてスキを見て殺そうということに。

で、彼の取った行動とは大胆にも彼の元で働くというもの。お抱えの運転手という職にありつけ、これで準備万端。

復讐計画の最終段階にとりかかるのでした。

復讐のトリック

現在と回想シーンが交錯

彼の取った復讐計画は、オカモトの死ではなく、人生を破滅にしてしまうこと。

彼がこれまで起こしてきた殺人事件の白日のもとにさらし、そして一緒シャバの空気を吸えないようにするというもの。

そのきっかけづくりとして、偽装の殺人事件を仕掛けます。

あたかもオカモトが自分自身を殺したかのように、現場を偽装し、まずは彼を逮捕に追い込み、そしてこれまでの罪を暴露するというもの。

法廷シーンと回想シーンが交互に展開され、何ともわかりにくい進行でしたが、クライマックスで一つになり、より一層おもしろさが増した感じがしました。

こうゆう復讐の形もあるんだなと関心した次第です。

復讐のトリック

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