映画的な盛り上がり一切なし。「ライク・サムワン・イン・ラブ」

ライク・サムワン・イン・ラヴ日本映画

ドキュメンタリータッチな映像

どこか色調が強めで、アンダーな質感。ドキュメンタリー映画っぽい作り。会話途中に変な間があったり、そのエピソードいる?的なストーリーには関係ないシーンもちょいちょいはさみこまれ、台本のないノンフィクション感が漂っている。

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セリフ回しもフーツー

これは演技か?と思えるくらい、明子役の高梨臨がものすごーい自然体。デートクラブの客役の老人との初対面の会話は、表情といい、話題の振り方といい演技、演技していない所がいい。これもドキュメンタリーな空気感を増長している。

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アップ主体のカット割

やたらと寄りが多いのとカット割が少ない。引きの絵があまりなく、役者の寄りのカットが主体。カメラも切り替えが少なく、1台のカメラで、役者の動作を追っている。老人がデスクに向かって電話を取り、その流れで、向かいのキッチンに向かい、スープを温める。この一連の動作が1台のカメラで回すものだから、老人との距離感がものすごく近くに感じる。

エンディングは意味不明・・・。

ここ最近観た映画に多いのは、エンディングは盛り上がり、またはストーリーとしての完結に向かう前にプツンと終わってしまう。観ている方は、何コレ?この終わりで、お前ら察しろ的な高いハードルを要求されているようで、お手上げ状態。本作品のエンディングも、何か消化不良な感じがして・・・。

残ったのは、加瀬 亮怒らせると怖わっってこと。細身なんですけど、何をしですかわからない得たいの知らない怖さがありますね。

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