投資商品、社債について考える

投資景気ネタ

社債とは

社債とは企業が外部から資金を調達するもの。株式も同様ですが、株の場合は、株価が上がれば配当としてリターンを得られますが、下がれば損をする。社債の場合は、約束された期日に対して利子がつけられた状態で戻ってくる。というわけで株式もリスクは低い投資商品と言えます。

低金利の現在、定期預金にお金を預けるよりも、金利は高く株式よりもリスクが低い。ともなれば、社債は投資商品として、僕的にはかなり魅力的に映ります。

ところが、お金を貸した企業が倒産した場合は、投資したお金が戻ってこないというリスクはありますが・・・

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社債発行額の推移

2009年からの社債発行額を見ると、2016年から10兆円を突破し、2017年も引き続き10兆円を突破。超低金利時代を反映してか社債が魅力的な商品に写っていることがこのデータからでもわかります。

ところが2018年は様子が異なり、大台の10兆円を切る恐れが出てきました。

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駆け込み需要?

2018年の夏頃までは順調に推移していました。これはFRBの利上げがそろそろ始まるのではという噂が広まったから。

利上げが実施されるとなれば長期金利が上がり、その利率を基準にしている社債の利率も上がる。

つまる所、社債を通じてお金を借りた場合、利子が高くつくかもしれない。ならば、FRBが利上げを実施する前に社債を発行しちゃえという企業が続出。消費増税の時のような駆け込み社債発行が起きたのでした。

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一転して利上げ延期か

とは言え、結局の所、利上げは行われず、長期金利はさらに下がる一方。ならば、銀行から借りた方が企業としても良くなる。

一方、社債はと言えば長期金利のダウンに吊られて、下がるはずですが、投資家からは倒産のリスクを承知で社債を購入するのだから、金利をもう少し上げてよという声も。

この声に押されるカタチで社債金利は長期金利との連動せず、逆に上げの力が高まっているとか。

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発行を延期。トヨタ

トヨタは2019年に100億ー200億円の社債発行を予定していましたが、発行を延期しました。

理由は金利や起債環境の変化と言われています。他にも大手信販会社のオリエントコーポレーションも社債発行を見合わせする事態に。

景気の先行きが不透明な中で、企業としては利子の高い社債から資金調達するのは逆に経営の足を引っ張る可能性があると判断したのでしょうか

ならば、もう少し時期を待ってからでもそう遅くはないと。

投資する側としては、株や投資信託よりもリスクの低い商品なので、ぜひとも購入を検討したいところではありますが・・・

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