カップヌードル誕生から約50年と言うけれど
世に言うロングセラー商品と言えば真っ先に浮かび上がるのがカップヌードル。1971年に発売され、2019年時点で48年も経過しているのに、未だにトップブランドと君臨しているのですから、中の人の苦労も相当なもの。
定番商品があることで、他の商品への波及効果も高いのか、高い営業利益率を誇るのも、これカップヌードルのおかげと言ってもいいでしょう。
生誕100年もありえるかも。クラウン
誕生から約50年経った今でもトップブランド地位を守り続けている。それだけでも凄いことなのに、その上を行くのがトヨタのクラウン
誕生が1955年ですから、60年以上も経っているのにこれまた高級セダン市場においてトップブランドを堅持しています。
日産サニー、ホンダシビック、スバルレガシィなどロングセーラー商品も今となって見る影もなく・・・
唯一の対抗馬としてはカローラ位ではないでしょうか。
まだ売れに売れている事を考えると、この先も寿命を伸ばすことが容易に想像がつきます。
生誕100年も夢ではないかも・・・
時代に併せて変容。クラウン
個人的な感想として、クラウンと聞くと年配の方が乗るクルマというイメージがずっとありました。
潮目が変わったのが確か2000年代前半に発表されたゼロクラウン
それまでのコンサバなフロントマスクからシャープなヘッドライトを採用し、スポーティ感を前面に出して、若者向けにシフトしました。デザインが。
これが受けたのか、それ以降のクラウンはスポーティな印象を色濃くしてきた感じがします。
これも時代のニーズの変化とでも言いましょうか。来る未来を予想して、見事にハマったとも言えますね。
それを受けてなのか、ベンツがそれまでの重厚長大なイメージからスポーティなデザインになったのも、少なからずトヨタの成功を意識しているのではとおもっちゃいます。
先進技術をまず最初に
トヨタの看板車両だけに、外面だけでなく中身にもこだわっているのがクラウン人気を支えているとも言えるでしょう。
6代目のクラウンではトヨタ初のターボエンジン搭載に始まり、11代目ではマイルドハイブリッド車をラインナップ。現在販売中の15代目は新車台を採用と初物をまずクラウンに搭載しているのがみそ。
これにクラウンオーナーの心を鷲掴みにしているのでしょう。
「いつかはクラウン」の価値観はないけれど
いつかはクラウンという価値観はもう過去の話ではありますが、あまりにも有名なキャッチコピーは変化を必要とするクルマにとっては足をひっぱることも。
そのハンデをはねのけて、今なお高い人気を誇るクラウンの底力を知った感じがします。