背に腹はかえられないよ。KDDIの販売店切り

携帯電話Blog 反省

携帯電話販売店の仕組み

携帯電話の販売店の仕組みは、クルマに似ているところがあって、メーカーとディーラーは別資本が大半。携帯電話も一緒で、ドコモ、KDDI、ソフトバンクはいわばメーカーであって、販売店との資本関係はありません。

ので、今回の話のようにスパッと関係を断ち切るのもいとわない。成績の悪い子にはウチの携帯電話は売らせませんと。

その渦中にいるのが携帯電話で業界2位のKDDIなのです。

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販売店多すぎKDDI

KDDIが販売店の選別に力を入れたのも、店舗数が多すぎるからなんです。

業界首位のドコモよりも多いというのですから過剰感は否めません。

KDDIの成り立ちはIDOとツーカーホンの合併。

両者でそれぞれ販売店を持っていたのものを統廃合もろくにせず、とにかく看板だけ付け替えてKDDIとして再出発。

ところがこれが今になって仇になっているようです。

2000年には500万台を超えた出荷台数も、今では1/3の規模。

てなわけで、KDDIは本格的な販売店の選別を進めはじめました。

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クラス別に4段階

販売店まず3ヶ月ごとに販売実績で評価されます。あまりにも短期間すぎ。半年というタームで見てくれよと僕なんか思いますが、kDDIとしてはそん流暢に構えていられないのでhそう。

んで、販売店の実績を4段階に分けて、トップは全体の2割以内。次が5割。その次が3割、ドベが3割以内。このドベに入ってしまうと販売奨励金は打ち切り。店舗にとっては値引きの原資を手にすることができずますます商売がしにくくなります。

ドベ評価を食らって次の3ヶ月は上のクラスに這い上がるぞと思って相当な努力が必要になります。身銭を切ることやむ無しという所でも出てくるのではないでしょうか。

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基準をさらに厳しく

それまではドベのクラスに入った販売店に限り販売奨励気打ち切りを行ってきましたが、さらにハードルを上げて上から3番目のクラスにも適用することになりました。

このハードル上げから察するに、KDDIもかなり厳しいということが伺えます。

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窮鼠猫を噛むとはこのこと

この制度、一見店舗のリストラには有効に見えますがKDDI販売店内での不協和音につながらないかと心配です。

本来はドコモやソフトバンクから客を奪うことを求められているのに、KDDIの販売店同士で共食いが起きるのでは。不毛な乱売につながらなければいいんですけどね。

事実、禁じ手のゼロ円販売をしちゃっている販売店も出てきているようですし、コンプライアンス崩壊という感じも。

行き過ぎた店舗リストラで第二のスルガ銀行が出てこなければいいですけど・・・

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