株主優待でなびく個人株主
マクドナルドや味の素など、よくテレビで取り上げられている株主優待。飲食店であればクーポン券の配布、食品メーカーであれば商品詰め合わせなどなど、色々な面で得できちゃう
てなわけで、この特典欲しさに株を購入する人もいるとか。
企業にとっても、比較的に長く株を持ってくれるということで、ありがたい存在。
お互いwinwinの関係が築かれているかなと。とは言え、本来であれば、株価上昇による利益獲得が目的。その点ではソフトバンクは、しっかり株主の要望に応えているのではないでしょうか。
SBGの約半数が個人株主だと
ソフトバンクグループ(SBG)の株主構成は、その昔、半分近くを個人株主が占めていたとか。
今では、全体に対する個人株主の比率は落ちたものの、実数ベースでは、昔に比べると約6倍。
これもしっかりと株価の価値向上をきっちりと行い株主に対し利益をもたらしている現れ
これを、その世界では「孫正義応援団」と呼ぶとか。
恐らく株価による利益はもちろんですが、孫さんを好きでたまらないファン的心理も働いていると思われます。
Twitterで、消費者からの要望に対し、「やりましょう」と即答する姿勢を見て、共感している人も多いのではないでしょうか。
中の人は大変でしょうけど・・・
社債もこれまた鬼のような個人投資家
株に加えて社債についても、これまた個人投資家が多いのがSBGの特長。
1995年以降、個人向け社債の累計が累計で約5兆円。個人向け社債全体が約7兆円ということを考えると、約45%がSBGというのですから、貯金から投資へをまさに実践しているとも言えるでしょう。
この投資家達を追ったドキュメンタリーでも流せば、投資への関心も高まると思われます。
業績悪いけど、個人投資家が救ってくれるのでは
このようにSBGにとって存在感を増す個人投資家。さらに裾野を広げるべく、株式分割を行い、最低購入金額を100万円から50万円に引き下げるなど、すかりがないのは、さすがSBGといった所ではないでしょうか。
今や、ウィーワーク問題で、累損がとんでもない金額となり、矢面に立つ孫さんですが、応援団はこれを乗り越えるだろうと信じていることでしょう。
アリババに早くから目をつけた目利き力が素晴らしい孫さん。それを信じて、さらに応援団が増えることだと思います。
個人的にはLINEとの提携が、今後大きく化けるのではと期待しています。孫さんの頭の中では、もっと先を見据えていることだとは思いますが・・・