コロナで見えた。折込チラシまだまだ現役!

スーパー流通業界

テレビを抜いたネット広告

ひと昔前までは、誰が予想したことでしょう。ネットが王者テレビ広告を抜くという日を。

これまで雑誌、新聞と順番に抜き去っていたネット広告ですが、さすがにテレビ広告は無理でしょと思いました。

が、スマホの爆発的な普及もあり、露出スペースが拡大に増えたこと、そしてメディアを価値が高まったことで、広告費がグインと一気に伸びました。

まぁ、スペースの数では圧倒的にテレビより多いということも、テレビ広告を抜いた要因だと思います。

ならば、spというジャンルに属する折込チラシもネットにとって変わるのかと思いきや、これが話はそう簡単なものでないようで・・・。

コロナ騒ぎで折込自粛の阿鼻叫喚

今回のコロナ騒ぎで、マスクはもちろん、トイレットペーパー、ティッシュ、カップ麺、お米に至るまで品切れが続出しました。

この状況を受け、ライフコーポレーションなどはチラシの配布を一時休止することに。

サミットも約240万枚配るチラシの配布を自粛しました。

これに被害を被ったのが新聞の販売店。今や購読する家庭も少なくなり、頼りになるのは折込チラシの収入。

他にも印刷会社もそうですし、デザイン会社も被害を被っている訳で、関係者にとっては、コロナ騒ぎ憎しという想いが強くなったことでしょう。

買い物客殺到事故だけは避けたい

スーパーにとっても年度末ということもあり、かきいれどきの最中。

苦渋の決断と言ってもいいでしょう。スーパーとしてはまず第一に安定供給と混雑緩和が重要。

客が押し寄せて、日常業務がままならないパニック状態に陥ることだけは避けたいというのはわかる気がします。

据え置きチラシが飛ぶようになくなる

という訳で、失って気づく大切さということで、この騒動で折込チラシがいかに生活に密着し、有用なメディアであることが明らかになったのではないでしょうか。

例えばケーズ電機では折込の他にも、近隣のスーパーにチラシを置かせてもらっているとか。

これが鬼の勢いではけていくというのですから、まだまだ折込チラシは現役かなと思った次第です。

地域メディアとして、まだまだネット広告には及ばない価値が折込チラシにはあるのでしょう。

新聞購読が少なくなったから折込はオワコンと捉えるのは早計ということを学んだ次第です。

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