まるで冷凍マグロ。コロナワクチン

ウィルス医療・ヘルスケア

全世界が待っていたコロナワクチンいよいよ配布

いつ出るのか、いつ出るのかと全世界が待ち望んでいたコロナワクチンがいよいよ配布されることになりました。

提供元は米ファイザーと米モデルナ。まずは英国から配布が始まります。

これで少なからずコロナの脅威も和らぎ、コロナ以前の生活を取り戻せるのではと期待しているのですが・・・。

マイナス70度での保管がマスト。ファイザー製ワクチン

ワクチンが配布されることは大変喜ばしいことなのに、取扱にとんでもなく注意が必要とのこと。

米ファイザー製のワクチンは保管にはマイナス70度の保管箱が必要。米モデルナのマイナス20度に比べるととてつもない高い数値。

ちなみに鮮度が命の魚の輸送、例えば冷凍マグロの場合でも50-60度と言われ、その輸送の大変さがクローズアップされています。

開封後3分間で使用が原則。まるでウルトラマン。

この点については米ファイザーも織り込み済みで専用の輸送用ボックスを開発。恐らくこの専用ボックスが病院の現場で使用されるのではないかと。

ただ、これまた使用に関しては色々と制約があり、専用ボックスから取り出したワクチンは3分以内に使用することが原則。まるでウルトラマンのごとくワクチンも地球上では短命のようです。

患者さんに投与したら即箱に戻さないとペケ。ので、お医者さん、看護師さんも未然に予行演習が必要になってくる。

一番のネックは賞味期限の短さ

マイナス70度での保管。専用ボックスから取り出し後3分以内と色々と厳しい条件が並びますが、最もしんどいのは賞味期限の短さでしょう。

工場から出荷する日を起点として、その寿命は10日間ほど。仮に日本で使用する場合、海外輸送で約3日間。ってことは残り7日間しかない。

その限られた日数の中で1000-5000人にワクチンを投与しなくてはならない。お医者さんには鬼速のスピードが求められることは必至でしょう。

21日後に2回目の投与が必須

これらの条件をクリアして、初めてワクチン投与が成立する訳ですが、コロナワクチンはインフルエンザの要望接種と異なり、投与は2回。

患者の負担もさることながら、お医者さんもまた緊張感ある投与作業がまた待っていることになります。

日本では自治体が主体となって無料でコロナワクチン接種を実施するとのこと。ってなると日本全国で計り知れいないほどの負担がお医者さんにのしかかると言ってもいいでしょう。

後に続くワクチンに期待

とにもかくにも早期実現に向け全世界でワクチン開発が進められ、めでたく米ファイザー、米モデルナは実用化にこぎつけました。

従来は10年ほどかかるワクチン開発を1年弱で実用化にこぎつけたのは素晴らしいの一言。

この先、両者とも改善は進められていくかと思いますが、後に続く開発会社にも期待したいところです。

せめて賞味期限が1ヶ月位のワクチン開発を期待したいところです・・・

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