流行語にもなったNFT
2021年に流行語大賞にもノミネートされたNFT。複製できない電子データというこの新技術ですが、確か海外の子供が書いた絵をNFTにして販売した所、とんでもない金額で売れました。
てなわけで、これはビジネスになるということで、一気にNFTが広がりを見せました。
地方のバス会社がNFTを早速利用
小田急グループの東海自動車は保有するバスのイラスト10点をNFTを使い、販売。
ことの発端は、105年の歴史を誇るこちらのバス。伊豆踊り子号として長く親しまれてきました。
ので、その素晴らしい価値を表現するためにNFTを使ったとか。
加えて、このNFTの仕組みを永続的に活用し、地域活性化を図っていく狙いもあるそうで、観光スポットや飲食店にもNFTを発行してもらい、伊豆を盛り上げていこうと夢は大きく膨らんでいるようです。
仮想空間でNFT
続いては今はやりの仮想空間を使ってNFTを活用している事例です。
2005年に新潟県長岡市に編入された山古志村を仮想空間上に再現。2021年に村の特産であるニシキゴイのNFTを電子住民票として発行。
今ではデジタル村民が1000人で、リアルの800人を超えているそうです。
こちらの取り組み、住民票の販売にとどまらず村の運営を購入者達と決めていこうというデジタル村民選挙なるものも実施しているとか。
ふるさと納税の返礼品にNFT
NFTの利用は、ふるさと納税の返礼品にも及び北海道余市町では、1点3万円のNFTを発行し、222点が即完するほどの好評ぶり。
こちらのNFT、余市町に訪れるとキャラクタがレベルアップするというもので、所有して終わりではなく、永続的に楽しめる仕掛けが盛り込まれているのがすごいところ。
まとめ
このようにリアルから仮想空間まで広がりを見せるNFT。複製できない電子データによる希少性を謳うだけでなく、所有後も何かしらの仕掛けを盛り込み永続的に所有する楽しみを付加している所が肝と言ってもいいでしょう。
企業でも株式ではない資金調達の一つとして、今後利用が進むのではないでしょうか。
まず規模の小さめな商品開発などが挙げられます。クラフドファンディングよりも当事者意識の強い人達の集まりですから、より良い商品が生まれる可能性も高いかも。
NFTのさらなる広がりに期待です