精度の高めたいけどプライバシーが・・・のジレンマ

SNSIT業界

信用スコアって何?

信用スコア事業で先を行く中国。アリババグループの芝麻信用では、アリババの利用履歴を元に、ユーザーの年齢、学歴、職業、交友関係に至るまで幅広い情報を元に、その人の信用度をスコア化しています。

ので、お給料日前でちょっとお財布事情が厳しい時に、お金を借りることができす。

利子は信用スコアに応じて変動すると思われ、スコアが低ければ利子高め、スコアが高ければ利子安めとなるのでしょう。

従来であれば、消費者金融のお世話になっていましたが、スマホで完結するのですから、こんな便利なサービスはないと思います。

が、そこは中国と日本のお国柄の違い。日本の場合、プライバシー保護に対しては、かなり敏感。ので、あまり踏み込んだ情報までとなると、逆に信用を落とすという恐れもあるのです。

パソコン

Yahooが先駆けて導入したけど・・・

日本でも、2019年6月にYahooがYahoo SCOREなるサービスを開始しました。

Yahooショッピングにおける購買履歴や飲食店のキャンセル率などを元に、信用度をSCORE化。

が、これがユーザーが認めていないのに勝手に情報収集するとは何事かとなり、大炎上。

日本と中国の違いを強く印象づける結果となりました。

個人情報

控えめなLINE SCORE

というわけで、後発組はYahooの失敗を教訓に、本サービースに参入するもその収集する情報は控えめ。

LINEが始めるLINE SCOREでは、LINE Payの利用状況をはじめ、生年月日、住所、性別、年収などなど当たり障りのない情報ばかり。

サービスを提供会社が知りえない情報はほとんど入っていないというもの。

プライバシー情報に対しては厳しく管理している姿勢を改めて説明。

「メッセージの内容や通話の中身は暗号化されているので私たちでは解読することはできない」と。

そこまで説明しない限り、日本人は信用できないでしょう。

とは言え、肝心のスコアの精度はどうなの?という感じはしますけど・・・

個人情報

個人データ銀行にも通じるものが

運営側による信用スコアではなく、第三者の団体でかつ利用者による自己申告で情報を収集する個人データ銀行というサービスもこれから本格的に始まります。

ユーザーはネットの購買履歴や基本的なプロファイルなどの情報を提供する。で、その情報をマーケティングなどに使用したい企業が買う。ユーザーに対しては報酬として割引クーポンなどの対価が支払えるといもの。

仕組みとしては従来のネット調査会社の会員向けサービスに近いものがありますが、アンケートなどに答えることなくデータ銀行に預けておけば、対価を得られるのですからこんな便利な話はないですよね。

後は情報の精度ですね。男性なのに女性を偽るようなことが起きれば、データ銀行としての信用に関わりますからね。

個人情報

個人情報は売る時代?

というわけで、個人情報が使い方次第では、お金に変わる時代が本格化されてきました。

銀行みたいに利子がつくと良いんですけどね。データの利用された頻度、提供情報の多さに応じてインセンティブとかつけば・・・。

とにかくのっかってみたいと思います。

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