平成のビジネス環境の特徴
パソコン普及、組織のフラット化、成果主義、データ主義など効率を最優先した今のビジネス環境。昭和の頃と比較すると、その労働生産性と言えば、ほぼ横ばい。効率化されていると思いきや、逆に余計な仕事を増やしていて、そう飛躍的に効率化は進んでいない模様
パソコン普及の弊害
一番の弊害は対話力の低下。目の前の同僚にもメールするのはよろしくない。だから、ちょっとした相談ごともしづらんくなる。結果、仕事もうまく回らない。
パソコンがない時代は、お客様とのやりとりも電話。会議中で捕まらないなんてザラ。急ぎの確認事項で不在なんて言ったら、さぁ大変。連絡が取れた時は感激もひとしおだった思い出があります。
組織のフラット化の弊害
責任の所在が曖昧になり、烏合の衆的な組織に変容。しかも、自分さえ良ければが蔓延し、業務の伝承が断絶するという悪弊発生
成果主義の弊害
自分を誇大評価するスキルだけが磨かれ、それを見抜けない上司。それが彼の評価に繋がり、実態とはかなりの乖離があり、これって会社の業績に全く貢献していない。しかも、報告書作成にかなりの時間を割くものだから、仕事が滞ってたまったものではない
データ主義の弊害
POSデータに頼った仕入れが本当に効率的なのか疑問。POSは過去のデータ、顧客との対話は今のデータ。そう考えると勘と経験による仕入れも非効率だと思いきや、実は、一番最短な道かも。
日経ビジネスNO1729より